万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

出版業界関連

私が「本屋をLANのホットスポットやすれ違い通信スポットに」という提言に素直に感心できない理由

第23回 緊急提言「本屋をLANのホットスポットやすれ違いスポットに」 | ポット出版これをその提言の通りやっても失敗するだろうなあ、と思います。 なぜかというと、本屋にこれらの設備があるよりも、本屋以外にこれらの設備があった方が便利じゃないかと思…

紙の本が電子書籍に勝っているところ/とはいえ、実はあまり重要ではない気もする

ぼんやりとした頭で、紙の書籍というのが電子書籍に勝っているところってなにかなぁなどと考えておりまして・書き込みできる・付箋を貼れる・風呂で読める・売却できる・サイン会イベントとかできる・宣伝のノウハウについては電子書籍に比べればまだマシ・…

松丸本舗を見物してきました

何かと話題の松丸本舗を見物してきました。松丸本舗とは何かご存じない方はこちらあたりをどうぞ。松丸本舗丸善の丸の内店の中にオープンした店舗、ですね。地方民としては期待半分やっかみ半分でみていたのですが、奇跡的にまとまった休みが取れましたもの…

入場料を取る本屋について空想してみる

入場料を取る未来の書店を考える上記のエントリを読んで、入場料を取る本屋について空想してみた。ただ、これは私が「こんなところがあったら行きたいなー」と思ったものであるので、ビジネスとして成り立つのかとか、既存の新刊書店を救うとか、そこらへん…

アーリーアダプター撤退とほぼ時を同じくして

電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退 - ITmedia Newsソニーと松下、お疲れ様でした。 で、ほぼ時を同じくしてam3、DS向け動画/書籍配信「DSvision」が7月3日開始こちらが公式サイト いやっほうっ! 意外なほどに話題になってないけど! 微妙に使い…

本屋のいくつかの未来についてのつまらないエントリ

本屋ってどうなっていくのだろう? 再販制度がそのまま維持されて、ダイエットしていく つまり、今と何も変わらないとしたら、今の傾向がそのまま続いていくわけで、いい感じに本屋の店舗数が減り、出版社の数も減る。 そして新刊書の市場がある程度小さくな…

敬意について

ここ数年、意識して著作権関係の話題を追うようになってから、「敬意」とか「リスペクト」とかいう言葉が、本当に大嫌いになってしまった。本来ならなかなか嫌いになるのが困難な言葉であるはずなのだが、困ったものである。 嫌いになった理由のひとつは、「…

DS文学全集に夢中 その2 電子書籍としてのDSの可能性

DS文学全集任天堂Amazon さてさて、DS文学全集に夢中なわけですが。 細かい要望はありますが、DS文学全集はかなり使いやすい、読みやすいと思います。 また、作品をDSステーションでダウンロードして追加できるのもいい試みです。また、公式サイトでもアナウ…

DSで小説を読むことがごく普通になったらという妄想

DS電撃文庫 イリヤの空、UFOの夏(初回限定版)メディアワークスAmazonDS電撃文庫 いぬかみっ!(初回限定版)メディアワークスAmazonDS電撃文庫 アリソン(特典無し)メディアワークスAmazon[asin:B000LQWQX2:detail]こういったものに加えてDS図書館 世界名作&推理…

朝日ソノラマ

Sonorama bunko booksソノラマ文庫 初期170冊朝日ソノラマ ソノラマ文庫/ソノラマ文庫NEXT朝日ソノラマ文庫海外シリーズ(Sonorama Foreign Masterpieces)ソノラマ文庫戦記シリーズの部屋

本を捨てる日

商品が余ってしまったらどうするか。 まあ、安くして売るしかないわけである。返品が出来るわけでもなし。 では、安くしても売れなかったらどうするか。 アピールが足りなかったのかなと思って、安くした余剰商品を一生懸命プッシュするわけだ。 それでもな…

『星の王子さま』新訳騒動

Copy & Copyright Diaryさんのブックマークを眺めていたら、面白いニュースがあった。asahi.com:新訳「星の王子さま」続々 岩波版半世紀、独占権が消滅記事の内容を要約すると、ベストセラー「星の王子さま」の著作権が今年1月で切れたんで岩波が持ってた翻…

チェーンストア

本屋のほんねさん経由で、知ったかぶり週報さんの4月16日付けの文章を読んだ。へー、ワンダーコーポレーションかぁ。書店でもこういう方式とってるチェーンストアあったのね。知らなかった。ワンダーコーポレーションさんがやってることを簡単にまとめると・…

陸這記 仲俣氏による「書籍に対する信任投票」論

陸這記で仲俣氏が、書籍を購入するという行為を、その書籍に対する信任投票と捉えた上で、新古書店擁護論を展開している。仕事が忙しかったり、今日は熱が出てぶっ倒れていたりで遅くなってしまったけれども、必読。こちらからどうぞ。 この日の陸這記では、…