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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

出版業界関連

森博嗣氏のよくあるタイプの新古書店批判。というか著作権があるからなんだというのか。 或いは むしろ燃やせ。

MORI LOG ACADEMY: 中古品の著作権人気作家、森博嗣氏が図書館や新古書店に異議を唱えている。 ただ、少々耳にタコというか、もう聞き飽きたというか、よくあるタイプの凡庸な批判だ。 正直、この森氏の日記も最初に読んだときは頭に血が上ったが、風呂に入…

ライトノベルも死後50年の夢を見る(か?)

書店員の異常な愛情 - 小ラノ ガガガの方はそんなに注目したい情報も無いのですが、6月の新刊には「跳訳」という試みをした作品が入るみたいです。 “跳訳”とは? 「跳訳」シリーズは、伝説の名作をライトノベルとしてよみがえらせる試みです。 第一弾は海野…

シュリンクとサンプル盤

狷介庵無聊雑録 - 忙殺 書店の皆様へ この商品は試し読み歓迎作品です ビニールパックをかけないで下さい 巫山戯るな、である。じゃあアンタ、立ち読みでボロボロになって商品価値が無くなったり、スリップが抜け落ちたり、万引きされたりしたときの責任取っ…

電子出版が普及しない程度の市場規模

前々からぼんやりと考えていたことを、ぼんやりとしたまま文章にしてみよう。 もしかしたら電子出版が普及しない理由って、プラットフォームの開発が盛んになされるには小さすぎる市場規模が原因なのではなかろうか。 音楽はiPODが出てきたし、携帯電話も進…

RRACからコンパクトに返事が来たよ

RRACに質問は以下のとおり 指定代行店制度をとってらっしゃるとのことですが・広く公募して代行店を決定されるとのことですが、その代行店の名称やいくつあるか等、代行店に関連した資料は公開されてらっしゃいますでしょうか。現時点で公開されてらっしゃら…

レンタルコミックにおいて、出版社がお金を受け取る方法?

えーと、出版物貸与権管理センターの約款を読んでみたんだけども。管理委託契約約款(pdfファイル)第4条にこんなことが書いてある。以下、引用。 第4条(受益者) 本契約における受益者は委託者とする*1。ただし、委託者は、必要やむをえない時に限り、受…

またRRACに質問してみましたよ/「指定代行店」ってどこなんだろう

またRRACに質問のメールを送ってみました。 めんどくさいので送ったメールの内容を転載するっす。読み返してみて、自分でも一部日本語が不自由になっていると思うが、まあ、あまり気にしないでいただけるとありがたい。 指定代行店制度をとってらっしゃると…

RRACから質問への回答がきましたよ

レンタルコミックの使用料を徴収・管理する組織であるところの出版物貸与権管理センター(RRAC)に送った質問メールの返事が来たっす。 以下、引用。 当センターは、指定代行店制度をとっておりまして、レンタル店様が、新刊を仕入れる場合には、広く公募に…

レンタルコミックの使用料に関しての回答と、もうひとつ不明点/まだわからないときはさらに聞いてみるに限る

一つ前の記事で、出版物貸与権管理センターに質問のメールを送った旨、書いたけれど、なんとちょっと出かけて映画観て帰ってきたら返事が来てました。早いね! 素晴らしい! ありがとうございます!返答によると、品切れや絶版等で入手困難な書籍をレンタル…

レンタルコミックの使用料に関してちょっとした不明点/わからないことは聞いてみるに限る

Copy & Copyright Diary - 文化庁が発表? コミック貸本にも著作権料…12月から支払い開始:社会:スポーツ報知相も変わらずid:copyrightさん経由である。もう俺の情報収集能力の低さに関しては、どうにもこうにも。 で、貸与権。 やっと始まるのかぁ。 で…

旧来の街の古本屋と新古書店は、そもそものコンセプトが異なりますので

私はブックオフの社員じゃありませんが、新古書店店員でありますので、若干の弁明をば。恐妻家の献立表‐ブックオフの本当の恐さkmizusawaの日記 - 悪いのはブックオフなんだろうか そもそも、いわゆる街の古本屋と新古書店はコンセプトが異なる店です。 いわ…

地方にも商圏はあると思いますよ?

愛・蔵太の少し調べて書く日記 - 全部「倍」と「半分」にすることで、出版業界のリストラ(再構築)を夢想してみるよ 引用しますと 次に、こんなに書店いらないよね。欲しい本はネット書店で買えるし、雑誌はコンビニで買える。ネットを通して注文した本の受…

それでも著作権の問題の多くは経済的な問題である 或いは 敬意ってなにかね?

著作権法:著作権問題は経済問題ではない? 引用すると 著作物は「経済財」としての意味は大きいのですが、権利者の行動は、経済学が想定している合理的なものではないと思います。「感情」がどんな行動を取るかの決定に与える影響は非常に大きいのではない…

新古書店が金を払えと言われる二つの理由と、俺が金を払いたくねえなあと思う二つの理由

脈絡ないけれど、ちょっと前から考えていたことなんで書いておこうかと。 ええと、私は新古書店の店員であります。 新古書店が著作権者に「お金払ってくれない?」と言われる理由は、私の知る限り二つあります。 ・「新古書店とかのおかげで収入が減って生活…

多分俺はレンタル本屋使わないなぁ(笑)

飲み会から帰ってきてネットを覗いてみたら、発想日記:なぜレンタル本屋がないのかというエントリを見つけました。 レンタルコミック店はありますが、活字の本をレンタルするってのはあまり聞かないかもしれませんね(まあ、有料図書館がそれにあたると考え…

面白く読ませてもらったので更に考えてみる

レンタルコミックって新古書店の競合になるんだなあというのが新鮮に感じられたので先日それについてのエントリを書いたのだけれど、こんなTBをいただいた。 再帰する日常日記2.0:万人はそんなに貧乏ではないとも思う こういう返しが来るとは思っていなかっ…

レンタルコミックは脅威であり敵であり悲鳴が出る

私が勤めている店のあるところって、実は何気に激戦区だったりする。他の店から「そこは競合店ばかりで大変だね」なんて冗談交じりに同情されたりすることもしばしば。 で、ですね。競合店のひとつがレンタルコミックを始めたんですよ。 大ピンチだよ! 畜生…

ブックオフがオンラインに参入だそうで、オンライン新古書店とか営業譲渡とか

おばんでやす。眠い。貧乏暇なしとは良く言ったもので、真っ当な勤め人であるはずの私が何故にこんな時間にエントリを書いているのだろう? それはともかく、ブックオフがオンラインの方にも進出を表明ということで、はてなブックマークでも話題になっていた…

検証サイト問題でクリップ

考えがまとまっているわけではないんだけど、とりあえずクリップ。「弁護士山口貴士大いに語る」よりエントリ3つ。 【平成の表現狩り】検証サイト問題 【続】【平成の表現狩り】検証サイト問題 【続々】【平成の表現狩り】検証サイト問題後からこの話を知っ…

単品管理への道は遙か遠く……

もう世の中POSが当然であり、単品管理が常識。端末で検索すればどこに何個在庫があるのかわかるという世の中が実現しつつある中、私が生息している新古書店はというとお寒いばかり。 いや、CDやゲームやDVDはPOS導入して単品管理やってますよ? …

「図書館についての声明」が論理的におかしい気がする件

昨日、日本文芸家協会など5団体が共同で図書館についての声明というのを出し、その中で公貸権の導入も謳われていることを取り上げた(そのエントリはこちら)けれど、肝心の声明文が協会のサイトには掲載されておらず読めない状態であった。 で、仕事から帰…

要は公貸権?

クリップ。文芸家協会など5団体、図書館の充実求める声明(YOMIURI ONLINE)公貸権の拙速な法制化だけは避けるべきだろうな。これだけははっきりしている。 今、ロビィ活動で無理矢理押し通したところで、私的録音補償金みたく使途も分配方法も返還方法もよ…

文字活字文化振興法の名の下に 或いはとうとう本性だしてきやがった

Copy & Copyright Diaryさんのエントリ「文字・活字文化振興法は再販護持のための法律なのか」に同意する。 当ブログでも文字・活字文化振興法について取り上げたことがあったが(これとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとか)、その…

さっさと参入すればよいのにと思うんだが、もしかしたら遅すぎたかもよ

クリップ。Hotwiredより。本を殺す出版ビジネス、活かす出版ビジネス 以前にも書いた覚えがうっすらとあるんだが、新刊書店含めた出版産業が新古書店やネット喫茶に参入すべしというのは大賛成。 ただ、新古書の市場というのも頭打ちもしくは縮小傾向になっ…

本を捨てる日

商品が余ってしまったらどうするか。 まあ、安くして売るしかないわけである。返品が出来るわけでもなし。 では、安くしても売れなかったらどうするか。 アピールが足りなかったのかなと思って、安くした余剰商品を一生懸命プッシュするわけだ。 それでもな…

活字文化振興におけるネガティブなフレイヴァー

元フリーター編集者の出版日記さんから活字文化振興について書いたエントリをTBいただいたので、これを機会に活字文化振興とやらについて思っていることなんぞを書いておこうかという次第。 まあ、読み書きや文章読解力は大事なものなので、それを強化しよう…

急いでコーナーを作りましたとも

なんか、マンガ家の末次由紀氏の作品が回収・絶版という騒ぎになっているらしい。わーお。大変大変。 いや、作品についても騒動についても良く知らないんだけども。 絶版ですよ? もう本屋さんでは買えないという事ですよ? つまり古本屋でしか買えないわけで…

100円の書籍は自殺行為なのかな

本屋のほんねさんで来るべき100円の世界というエントリが掲載されていた。でね、どうも気になって仕方ないんだけども。 100円の本を好ましく思っていないというのはひしひしと伝わってくるのだけれども、何故好ましくないってことになるのか、それがなんかよ…

文字・活字文化振興法案衆議院通過に際して、簡単なまとめ 或い不透明なブラッドベリ

Copy & Copyright Diaryさん経由、読売の記事。文字・活字文化振興法案が衆議院で可決されたそうだ。 簡単にこの法案について私なりにまとめてみようと思ったのだが、実はこの法案、ネット上で参照できる資料がえらく少ないような印象がある。まあ、私、アン…

古物営業法のスキマ

なんかもうみんなそろって著作権著作権とかまびすかしい今日この頃、新古書店絡みでも著作権著作権であり、古物営業法は云々されることが少なかったりする。 買取の際には住所氏名等を記載してもらうわけだけれども、これ、個人情報保護法のこともあるのだろ…

『星の王子さま』新訳騒動

Copy & Copyright Diaryさんのブックマークを眺めていたら、面白いニュースがあった。asahi.com:新訳「星の王子さま」続々 岩波版半世紀、独占権が消滅記事の内容を要約すると、ベストセラー「星の王子さま」の著作権が今年1月で切れたんで岩波が持ってた翻…

2つほどクリップを

遅まきながら2つほど、自分のためにクリップ。Library & Copyrightさんによると、文字・活字文化振興法案の要綱案が明らかになったとのこと。気になっていた版面権や再販制度の維持に関しては要綱案には盛り込まれていない。しかし、それは骨子案の段階でも…

数字をもてあそんでみた

新古書店大手三社の売上前年比を取り上げたこちらのエントリに色んなところからリンクをいただいたようで、ありがたい話でございます。 アクセス解析から辿れる限りで、どのリンク先も面白く読ませていただいたのだけれど、何箇所か私からするとちょっと残念…

投資家様向けIR情報(笑)

出版者の人や新刊書店の人から見ると、うちら新古書店ってガンガン儲かっててフリーライダーでウハウハに見えるらしいんだが、働けど働けどわが暮らし楽にならず、じっと手を見たら生命線が短かったりするわけである。 うちら本当に儲かってますか? 生活、…

チェーンストア

本屋のほんねさん経由で、知ったかぶり週報さんの4月16日付けの文章を読んだ。へー、ワンダーコーポレーションかぁ。書店でもこういう方式とってるチェーンストアあったのね。知らなかった。ワンダーコーポレーションさんがやってることを簡単にまとめると・…

さて、なんのために安くするのか

先日のこのエントリに続いて、本の価格について考えたことを書こうと思う。が、結論が出ていない上にえらく漠然とした話になってしまう。まずは、未公認なんですぅさんのエントリ「本の売価ってやっぱり『高い感じ』がするんじゃないの」が参考になるので先…

「高い」「安い」を売る側が言っちゃあなるめえ

書籍編集者esのつれづれ書評さんのエントリ「 本は高いか、安いか? 本の適性価格とは」を読んでみて思ったことなど。いや、「うちも台所は苦しいんですよ」というのはわかるんだけど、「高い」「安い」を売る側が言っちゃあいかんだろう(笑)。そんなもん…

歯切れが悪くなっちゃったなあ

なんか毎日取り上げちゃってるけれども、川内博史代議士の正々堂々BLOGの4月12日付のエントリ「補足説明」において、再販制度に関する記述が見られた。以下、引用。ここからは、先週のブログの補足説明をさせてください。まず、独占禁止法の改正案については…

文字・活字文化振興基本法シンポジウム 或いは一歩後退か玉虫色か

11日、活字議連の主催で文字活字文化振興基本法のシンポジウムが開催された。そのことを報じた読売の記事はこちら。ただまあ、毒にも薬にもならんようなことしか書いていない。図書館と著作権について扱っているBLOG、Library & Copyrightのgomameさんがこの…

肥田美代子議員にメールを送ったよ

こんなこともあり、活字文化振興法案に対する疑念が高まってきたので、つたない文章で肥田美代子議員に質問のメールを送ってみた。活字文化議員連盟はもちろん、その前身である活字文化議員懇談会にも名を連ねている肥田議員であるから、きっときっちりとし…

活字文化議員連盟←活字文化議員懇談会

生活日報:活字文化振興法骨子案を読むで、この骨子案をまとめた活字文化議員連盟の前身として、活字文化議員懇談会というのがあったことを知った。なんでも再販制度維持を目的として結成されたそうで、おいおい、おだやかじゃねえな。 検索してみたら、こん…

エンタメ議連の立場

昨日に続いて川内博史議員の正々堂々BLOG。本日付のエントリ「一番報告したかったこと」で、エンタメ議連の立場について説明がされている。 どうやら、エンタメ議連と文字・活字文化推進議員連盟は、エンタメ議連が目指す再販制の改正(再販制度が及ぶ範囲を…

え? 一致するの?

少し前の話になるけれども、川内博史議員正々堂々BLOGで3月31日に投稿されたエントリ「ビックリしたぁ!!」より一部引用。明るいニュースも一つ。 独占禁止法23条の著作物の明示について、活字文化推進議員連盟の肥田美代子事務局長と意見交換しました。活…

再び浮上する版面権

ここ数日、seesaa重すぎ。真剣に引越し検討中。それはさておき気になるニュース。今回はリンク先多いっすよ。 大体経由先が多い(笑)。 モノグラフ←生活日報:文字・活字文化振興法骨子案ってなんだ?←愚智提衡而立治之至也:活字文化振興は国の責務←YOMIUR…

ユリイカ買っちゃったよ 或いは文化と商売

ユリイカ買っちゃったよ。 一部で話題になっているユリイカ4月号:特集・ブログ作法って奴。ユリイカは詩と批評の雑誌だそうで、詩にも批評にも現代思想にも社会学にも興味がない(というかむしろ苦手)私にとっては当然のように名前しか知らない雑誌であっ…

薄利多売幻想

特にいい話題も無いので、再販制と薄利多売のことでも書いておこうと思う。とはいっても、別に何か目新しいことを書こうというわけでも、今話題のことを書こうというわけでもないのでよろしく。ええと、去年から気になってはいたんだ。何が気になっていたか…

Dawn of the dead stock

新古書店で商品を売る際、「えっ!? こんなに安いの!?」ってな感想を持ったことがある人、多いのではないかと思う。 そうなんだよなあ、安いんだよ、買取価格。これに対しては、まあ、一応の弁明を行うことは出来る。 なんのことはない、デッドストックが…

新古書店員から見たブックオフの特徴

私は泣く子も漏らす新古書店員なわけであるけれども、ブックオフといえば業界最大手、憎きライバルである。もう、思いっきり競合店。強敵と書いて「とも」なんて読んでたまるかという仁義なき戦い。 で、新古書店員から見たブックオフの特徴を書いてみようか…

どなたかいい研究や調査を知りませんか?

こないだから考えているんだけども、いや、著作権の話。というか、マーケットの状態の話。 すっごく戯画化して表現するとA「中古屋やレンタルや図書館のせいで売上落ちてるんだから、寺銭よこせ」 B「売れてないのはおもしろくねーからだろ」という主張がそ…

ブックオフにきちんと抵抗するには

面白かったのでクリップ。本屋のほんね:書店用ブックオフ対策そうだよなあ、新古書店ってのは品揃えの質を問うことが出来ないんだよなあ。客注も出来ないしね。 なんか、フランスでは書籍の注文では48時間完納体制が確立されているそうなんだけれど、日本…