万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

書籍

『魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」』があまりに、あまりに面白かったのですよ。

最近、読書量が減ってしまってなあ。歳なのかね? 体力の問題なのかね? いや、最近の本がつまらなくなったなんていうことはないんだよ。だって、むしろ読む本読む本素直に楽しめているし。 たしかに、ここ数年、小説以外の本を読むことが多くなってね、いや…

「この本を読んだ人はこの本も読んで欲しいと思っています」というウェブサービスないかなぁ?

「この本を読んだ人はこの本も読んで欲しいと思っています」というオススメを挙げてくれるサービスってないものですかねぇ? 現在、使う上でそれに一番近いのがAmazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という、つまり売上データを元にした…

本屋の歩き方「本屋ナビ」vs Googleマップ「(地名) 本屋」

夜中に起きてしまったので、「本屋の歩き方」の本屋ナビと、GoogleMAPを使い比べてみた。 「本屋の歩き方」というのは、凸版印刷が始めたプロジェクト。要は本屋や読書を盛りあげよう、というもので。ニュースリリースはこちら。 凸版印刷|ニュースリリース…

私が「本屋をLANのホットスポットやすれ違い通信スポットに」という提言に素直に感心できない理由

第23回 緊急提言「本屋をLANのホットスポットやすれ違いスポットに」 | ポット出版これをその提言の通りやっても失敗するだろうなあ、と思います。 なぜかというと、本屋にこれらの設備があるよりも、本屋以外にこれらの設備があった方が便利じゃないかと思…

浅倉久志氏が亡くなられた。自分がどんな本を読んできたのか振り返ってみよう。

2月14日に浅倉久志氏が亡くなられたそうである。死因は心不全とのこと。79歳。浅倉久志氏を讃えたり惜しんだり分析したりする文章が少なくない数、ネットにアップされたり雑誌に載ったりするに違いない。なにせ、この人の翻訳がなかったら、SFというカ…

紙の本が電子書籍に勝っているところ/とはいえ、実はあまり重要ではない気もする

ぼんやりとした頭で、紙の書籍というのが電子書籍に勝っているところってなにかなぁなどと考えておりまして・書き込みできる・付箋を貼れる・風呂で読める・売却できる・サイン会イベントとかできる・宣伝のノウハウについては電子書籍に比べればまだマシ・…

「アリの背中に乗った甲虫を探して」がやたら面白かったのです

アリの背中に乗った甲虫を探して―未知の生物に憑かれた科学者たち作者: ロブダン,Rob R. Dunn,田中敦子出版社/メーカー: ウェッジ発売日: 2009/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (12件) を見るいや、この本がめちゃめちゃ面…

松丸本舗を見物してきました

何かと話題の松丸本舗を見物してきました。松丸本舗とは何かご存じない方はこちらあたりをどうぞ。松丸本舗丸善の丸の内店の中にオープンした店舗、ですね。地方民としては期待半分やっかみ半分でみていたのですが、奇跡的にまとまった休みが取れましたもの…

家具屋に本屋を売る/読書が趣味だなんて、この変態どもめ

今から本についてなにやら書こうというのだが、いまだに明確に考えがまとまっているわけではない。 今後も、私の考えは二転三転するだろう。 また、これから書くことは多分間違えている。とても自信がない。 しかし、他人の間違いから誰かがいい考えを引き出…

「服従実験とはなんだったのか」を読んで、そこから芋蔓的に

服従実験とは何だったのか―スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産作者: トーマス・ブラス,野島久雄,藍澤美紀出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 2008/02/05メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (5件) を見る 去年最後に読了した活字の本がこの…

2009年に読んだ4コマ漫画十選

普通に2009年に読んで面白かった本のことでも書こうかなと思って、読了した本をリストアップしていたんだけれど、なんかSFと4コマばっかりになってしまったので、いっそのこと4コマだけを10作品挙げてみることにしました。 あ、「ラディカルホスピ…

35ブックスは誰の方向を向いていたのか。まあ、結果論ですけど。

35ブックス、1点平均300部弱の受注に/予定を大きく下回る - 新文化 - 出版業界紙 書店のマージン改善と返品減少を目指した出版社8社の「35ブックス」の受注状況が、1点平均300部弱(26アイテム)となっていることがこのほど分かった。8社は受注数が伸び悩ん…

「屈辱」というゲームが面白そうだぜ/どうせだから教養主義を楽しみながらいこうぜ

読んでいない本について堂々と語る方法作者: ピエール・バイヤール,大浦康介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/27メディア: 単行本購入: 16人 クリック: 297回この商品を含むブログ (91件) を見る少し前に話題になった本だけれども、ピエール・バイ…

新古書店と戦うには刃物や著作権法ではなく電子書籍式パワーボムが必要である

ブックオフの社長さんの露出が増えてるのかな。ブックオフは“出会い場”、次に誘導します:日経ビジネスオンライン 欲しいと思っている顧客がいる以上、当社をはじめ古書店に規制をかけることは、本当の意味での顧客第一主義ではない。議論すべきは、古書店と…

これでブックオフを潰すわけにはいかなくなったね

産業/【インタビュー】ブックオフコーポレーション社長 佐藤弘志さん(39) - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCEこのインタビューで佐藤社長は(しかし若いですね!)、二つの方針を明らかにしている。 当社としては現在、2つを提案して…

「あなたのための物語」/愛は子孫を残す

あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 長谷敏司出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/08メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 420回この商品を含むブログ (107件) を見る「あなたのための物語」、読後一日たって、もう一感想を書…

コルシカこわい

Corseka(コルシカ)というわけで、オンラインで購入した雑誌をデータとしても利用できるというサービス、コルシカがオープンしたそうだ。 年会費等は一切なく、かかるのは雑誌の代金のみとのこと。 便利そうではあるが、クレジット決済のみとのことで、クレジ…

ルポで実名を出す理由

光市の母子殺害事件で、犯人の実名を出したルポが刊行されるという。元少年の実名表記したルポ刊行へ 山口県光市の母子殺害事件 - 47NEWS(よんななニュース)まずこの見出しを読んで、ちょっと嫌な感じ、ネガティブな感情を抱いてしまった。 そして記事を読…

あの娘、僕の積読が全部電子化したらどんな顔するだろう

Geekなぺーじ : 著者に価格の42%を還元する電子出版 アメリカでの話だそうですが、こんな記事を読みまして。いや、技術では負けていないだろうに、環境整備でいっつもアメリカに負けているような気がしてくるなあと、ため息を一発かましたりしてですね。 ざ…

「星守る犬」についての雑感

星守る犬作者: 村上たかし出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2009/07/07メディア: 単行本購入: 35人 クリック: 361回この商品を含むブログ (195件) を見る 各所で泣かせると評判のコミック。取り次ぎもイチオシ。 いい本ですよ。本当に。 いや、しかし、何を今…

アーカムの意欲的な取り組みに、作家さんはコメントしてほしいし、ぜひコンタクトを取って欲しい。

アーカム:中古本の利益をアーティスト、著作権者に還元すること。 弊社で販売した中古本の利益の一部を著作者に還元することを約束します。 割合は著作者との協議の末決定しますが、現時点ではアーカム買取査定額の3%(販売額の1%程度)からスタートしま…

疲れ切った状態でDNPについて書いてみるよ!

※7時間ほど残業してきたので、頭がグダグダです。 大日本印刷や丸善やTRCや小学館や講談社や集英社や丸善がブックオフの株を取得したというので大騒ぎだよ! やっほう! D・N・P! D・N・P! ブックオフ株3割取得 出版不況背景に講談社、小学館、…

徹夜明けの頭で名古屋にできたフタバ図書を見てきたよ!

徹夜明けの公休。なんか朝の9時になっても眠れなくて、天気も良いので出かける気になってですね。ああ、そういえば名古屋にフタバ図書ができたんだわ、と、電車に揺られて出かけてみたですよ。 ここの4階に入っておりました。 一番印象に残ったのは、なん…

出版業界は膝を折れるのかね?

講談社が大赤字だったり、出版敗戦なる文字をよく目にしたりする今日この頃。 図書館をターゲットとした公貸権や中古販売をターゲットとした消尽しない譲渡権、マンガ喫茶をターゲットにした展示権や出版物の著作隣接権といった権利の創設を求める動きも、若…

「遥かよりくる飛行船」バブリーな香り漂う実に奇妙な本

遙かよりくる飛行船 (ファンタジーの冒険)作者: 井辻朱美出版社/メーカー: 理論社発売日: 1996/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る長いこと積んであった本をこの度めでたく読了。 変だ! この本、変な本だ! パンゲアやら地層やら化石やら…

「地球46億年全史」は楽しい岩石列伝

地球46億年全史作者: リチャード・フォーティ,渡辺政隆,野中香方子出版社/メーカー: 草思社発売日: 2008/12/25メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (8件) を見る同じフォーティの「生命40億年全史」は、生命の進化をそれぞれの種の来歴と…

「グローバリズム出づる処の殺人者より」は、やたら面白いピカレスクだ。

グローバリズム出づる処の殺人者より作者: アラヴィンドアディガ,Aravind Adiga,鈴木恵出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (24件) を見るブッカー賞受賞という帯に惹かれて読んでみたら…

Googleブック検索に感じる不安について/そこまでするのになぜ許諾を取らないのだろう

ご存知の通り、Googleブック検索について、米国で訴訟の末になされた和解が日本の権利者全員にも波及するということが報道され、話題になっている。J-CASTニュース : 米グーグル「書籍全文検索」 日本の絶版本も対象になる可能性日本の書籍全文が米国Google…

話題の本は翻訳されていませんが、その著者を徹底的に批判した本なら翻訳されているので貼っておきますね。

On Off and Beyond: 書評:Real Education-人口の半分は平均以下なんか、自分の考えを主張するためにIQを枕に、確信犯的に煽ってるなあと、ちょっと胡散臭く見ていたら(あくまでこのエントリは本の紹介なので、このエントリを書いた方が胡散臭いと思ってい…

またまた伊藤計劃「ハーモニー」について/俺の幼年期はまだ終了してないZE!

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 48人 クリック: 852回この商品を含むブログ (342件) を見るまたまた「ハーモニー」の話。 過去に書いた「ハーモニー」について…