万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

社会批判・社会風刺

「帰ってきたヒトラー」は、とても親しみやすい抱腹絶倒なガス室なので超おススメ!

「帰ってきたヒトラー」観ましたよ。これはいい映画です。 終映後、客席からこんな声が。 「これ、コメディちゃう。ホラーや……」 まさしくその通り。期待していたよりも笑え、期待していたよりもずっとややこしく、期待していたよりもずっと怖かった。 「帰…

グールド「人間の測りまちがい」は全人類必読の名著だお

ご存知グールドの「人間の測りまちがい」が嬉しい文庫化。この機会に全国民この本を読むといいと思うお。 本書の邦訳につけられた副題は「差別の科学史」。 ごく簡単に言うと本書は、科学が人種差別や階級差別・および差別的な政策にどのようにして理論的バ…

欧米での無神論者についての記事が話題になっているので、過去に書いたグールドの宗教本についてのエントリを再掲してみるよ。

米国を席巻する「新しい無神論者」の非寛容と、ほんの少しの希望 - macska dot org上記、欧米での無神論者批判の記事が小盛り上がりを見せているので、前に書いたエントリを再掲してみるよ。 グールドの「神と科学は共存できるか?」を読了した。そう、今年…

グールド「神と科学は共存できるか?」……本当、グールドとドーキンスは仲良く出来ないね(笑)

神と科学は共存できるか?作者:スティーヴン・ジェイ・グールド日経BPAmazon神は妄想である―宗教との決別作者:リチャード・ドーキンス早川書房Amazonグールドの「神と科学は共存できるか?」を読了した。そう、今年話題となった本、ドーキンスの「神は妄想で…

「最後から二番目の真実」はいいタイミングで復刊されたかも

最後から二番目の真実 (創元SF文庫)作者:フィリップ・K. ディック東京創元社Amazon待望の復刊。 というか、ディックの本だったらなんであろうと私にとっては「待望」なんだが。 敬愛する作家であるディックについては冷静に語ることが中々できないので、この…

「タフの方舟」がえらく面白かったのよ

ジョージ・R・R・マーティンの連作短編集「タフの方舟 1 禍つ星」「タフの方舟 2 天の果実」をこの間読了。いや、これがえれえ面白かったのよ。 エコロジカル関係における、愚直なまでにストレートで割りと一面的な主張に眉をひそめる向きもあるでしょう…