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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

「時砂の王」は、新しい小川一水の幕開けであるかもしれない

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/10メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 219回この商品を含むブログ (240件) を見る中々時間が取れなかったのだけれど、読み始めたら一気に読了。 このような傑作が単行本では…

海燕さんへお返事申し上げます。/落合と亀田とSFと初音ミクと人気と実力について

まずは事情説明から。海燕さんがご自分のブログでこのようなエントリを書かれました。落合、亀田、初音ミク。 - Something Orange私はそのエントリをブックマークし、このようなブックマークコメントを残しました。 未だに「SFは冬の時代」という認識だとし…

DS文学全集に夢中 その3 海野十三大奮闘

DS文学全集出版社/メーカー: 任天堂発売日: 2007/10/18メディア: Video Game購入: 5人 クリック: 97回この商品を含むブログ (105件) を見るさて、DS文学全集にはランキング機能というのがありまして、Wi-fiでその時の全国のランキングをダウンロードして読書…

ライトノベルもサイバーパンクも似たようなもんです。きっと。/あれ? 運動が巨大化してジャンルになるのか?

ライトノベルとサイバーパンクは似たようなものだと思っていたのだけれど違うのだろうか。誰か私に手取り足取り教えてくれる優しいエロい人はいないだろうか。えーと、24歳から35歳くらいの、女性の方が良いです。 雲上四季 - 極めて個人的なライトノベルの…

ひょっとして「夏のあらし!」はすごいかもしれない

夏のあらし! 1 (ガンガンWINGコミックス)作者: 小林尽出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2007/02/27メディア: コミック購入: 2人 クリック: 80回この商品を含むブログ (119件) を見る 夏のあらし! 2 (ガンガンWINGコミックス)作者: 小林尽出版…

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」は、駄目な男でありズルい女である

観て来ましたよ、新しいエヴァンゲリオン。 私の世代は、エヴァンゲリオンに期待なんかしてはいけないということを学習したはずなのに。 見終わってみると、ついつい期待してしまう。ああ、なんて馬鹿なんだろう。きっとまた裏切られるに違いないと頭ではわ…

「虐殺器官」は進化心理学SFの傑作である……と、お、思いませんか?(弱気)

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 761回この商品を含むブログ (339件) を見る「虐殺器官」は骨太なエンターテイメントSFで、本年度の喜ぶべき収穫…

「最後から二番目の真実」はいいタイミングで復刊されたかも

最後から二番目の真実 (創元SF文庫)作者: フィリップ・K.ディック,Pilip K. Dick,佐藤龍雄出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (38件) を見る待望の復刊。 というか、ディックの本だった…

「虐殺器官」について

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 761回この商品を含むブログ (339件) を見る 幻詩狩り (創元SF文庫)作者: 川又千秋出版社/メーカー: 東京創元社…

Self-Reference ENGINEのことを書くにあたり、どのような作家や作品が引き合いに出されているのか

Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 円城塔出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 323回この商品を含むブログ (262件) を見る Self-Reference ENGINEの感想をいくつか集めてみたんだ…

Self-Reference ENGINEの感想を集めてみたよ。

Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 円城塔出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 323回この商品を含むブログ (262件) を見るSelf-Reference ENGINEの感想をいくつか集めてみた。 こ…

Self-Reference ENGINE 再読

Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 円城塔出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 323回この商品を含むブログ (262件) を見る 一読して、とても面白かったというのにさっぱりわけがわ…

Self-Reference ENGINE

Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 円城塔出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 323回この商品を含むブログ (262件) を見るハヤカワSFシリーズJコレクション5周年記念作品。背の青…

「星新一 一〇〇一話をつくった人」

星新一 一〇〇一話をつくった人作者: 最相葉月出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 167回この商品を含むブログ (232件) を見る 「星新一 一〇〇一話をつくった人」(最相葉月/新潮社)ようやく読了。 すばらしい本…

グラン・ヴァカンス/ラギッド・ガール/「廃園の天使」はガチの心理学SFであった!

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 飛浩隆出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/09メディア: 文庫購入: 29人 クリック: 176回この商品を含むブログ (169件) を見る ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレク…

時をかける少女、視聴2回目

時をかける少女 限定版 [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2007/04/20メディア: DVD購入: 1人 クリック: 171回この商品を含むブログ (445件) を見る 時をかける少女 通常版 [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2007/04…

沈黙のフライバイと、ハードSFの持つ「地味」さ

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)作者: 野尻抱介出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/02メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 90回この商品を含むブログ (168件) を見る[SF][サイエンス][詩情] 「沈黙のフライバイ」 SFの中でもハードサイエンスにこだわ…

イギリスSFを読んでみる

最近、ハヤカワ文庫SFから立て続けにイギリスSFが刊行されている。思い立って積読の中から引っ張り出し、読んでみた。 読了した作品はアレステア・レナルズ「啓示空間 (ハヤカワ文庫SF)」「カズムシティ (ハヤカワ文庫SF)」、チャールズ・ストロス「シンギュ…

小川一水「老ヴォールの惑星」

老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/08/09メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 109回この商品を含むブログ (287件) を見る寝る前に少し読んで寝ようと思った…

小川一水「天涯の砦」

天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 86回この商品を含むブログ (104件) を見る「天涯の砦」を読了した。 一言で言うとポセイドン・アドベンチャーであ…

日本沈没 第二部

日本沈没 第二部作者: 小松左京,谷甲州出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/07/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (83件) を見る予想できたことだけれど、第二部はポリティカルな要素が強くなっている。スペクタクルな感じは…

涼宮ハルヒをようやく読んだ

話題の涼宮ハルヒを発作的に全巻読破してみた。いや、以前から部屋に積んではあったんだけれどね。面白かったですよ。特に「涼宮ハルヒの憂鬱」と「涼宮ハルヒの消失」が好み。長門さん、かわいいのぅ。 スタイルとしては非常にオーソドックスな気もする。端…

火星縦断

火星縦断 (ハヤカワ文庫SF)作者: ジェフリー・A.ランディス,Geoffrey A. Landis,小野田和子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (73件) を見る 読了。面白かった。 火星に着陸した宇宙飛行…

宇宙舟歌

宇宙舟歌 (未来の文学)作者: R.A.ラファティ,R.A. Lafferty,柳下毅一郎出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2005/10メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (62件) を見るラファティの長編を読むのはこれで4冊目(「宇宙舟歌」と「地球礁」「…

太陽レンズの彼方へ マッカンドルー航宙記

チャールズ・シェフィールドの「太陽レンズの彼方へ マッカンドルー航宙記」(創元SF文庫)を読んだ。 天才物理学者にして無垢な変人マッカンドルー博士と、その恋人にしてよき相棒にして管理人にして宇宙船のベテラン船長ジーニー・ローカーが、宇宙の謎を…

「タフの方舟」がえらく面白かったのよ

ジョージ・R・R・マーティンの連作短編集「タフの方舟 1 禍つ星」「タフの方舟 2 天の果実」をこの間読了。いや、これがえれえ面白かったのよ。 エコロジカル関係における、愚直なまでにストレートで割りと一面的な主張に眉をひそめる向きもあるでしょう…

ドクター・ブラッドマネー

「ドクター・ブラッドマネー」(フィリップ・K・ディック/創元SF文庫)ようやく読了。 永らく絶版となっていたディックの長編、待望の新訳版再発。 後半の怒涛の展開、個人の主観が現実を侵食していくあたりはまさにディックの真骨頂。巻末の解説ではディック…