SF
Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者:円城 塔早川書房Amazon一読して、とても面白かったというのにさっぱりわけがわからなかったので、宣言どおり再読してみた。 しかし、さっぱりわけがわからないままなのであった! わはははは…
Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者:円城 塔早川書房AmazonハヤカワSFシリーズJコレクション5周年記念作品。背の青い他のJコレとは違い、背も表紙も裏表紙も黄色一色。 読了した。 というか、一通り読んでみた、といった方が近…
星新一 一〇〇一話をつくった人作者:最相 葉月新潮社Amazon「星新一 一〇〇一話をつくった人」(最相葉月/新潮社)ようやく読了。 すばらしい本だ。星雲賞は多分取ると思うけれど、日本SF大賞も取るべきだ。 SFファンが読んだら面白いのはもちろんである。…
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)作者:飛 浩隆早川書房Amazonラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)作者:飛 浩隆早川書房Amazon積読というのは罪深いものだ。とりあえずの所有欲は満足させることができ…
時をかける少女 限定版 [DVD]仲里依紗Amazon時をかける少女 通常版 [DVD]仲里依紗Amazonいや、2回目見終わりました。 最高だな。 まだ見ていない人は見るべきだ。それも繰り返し見るべきだ。 こんな青春映画、なかなか見られるものじゃないんだから。 忘れが…
沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)作者:野尻 抱介早川書房Amazon[SF][サイエンス][詩情] 「沈黙のフライバイ」 SFの中でもハードサイエンスにこだわって作られたものをハードSFと呼んだりする。 で、科学的に厳密であるが故に、その作品は壮大なビジョンを…
最近、ハヤカワ文庫SFから立て続けにイギリスSFが刊行されている。思い立って積読の中から引っ張り出し、読んでみた。 読了した作品はアレステア・レナルズ「啓示空間 (ハヤカワ文庫SF)」「カズムシティ (ハヤカワ文庫SF)」、チャールズ・ストロス「シンギュ…
老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))作者:小川 一水早川書房Amazon寝る前に少し読んで寝ようと思ったら、そのまま読み終わっっちまったじゃないか! あと3時間後には出勤だぞ! どうしてくれるんだ! 畜生! この…
天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者:小川 一水早川書房Amazon「天涯の砦」を読了した。 一言で言うとポセイドン・アドベンチャーであり、タワーリング・インフェルノである。壊滅的な事故により、宇宙空間を漂流せざるを得なくなった人々のサバ…
日本沈没 第二部作者:小松 左京,谷 甲州小学館Amazon予想できたことだけれど、第二部はポリティカルな要素が強くなっている。スペクタクルな感じはほぼゼロ。日本沈没というと政治的な深みや科学的な洞察などが語られることが多いけれども、それ以前の段階と…
話題の涼宮ハルヒを発作的に全巻読破してみた。いや、以前から部屋に積んではあったんだけれどね。面白かったですよ。特に「涼宮ハルヒの憂鬱」と「涼宮ハルヒの消失」が好み。長門さん、かわいいのぅ。 スタイルとしては非常にオーソドックスな気もする。端…
火星縦断 (ハヤカワ文庫SF)作者:ジェフリー・A. ランディス早川書房Amazon読了。面白かった。 火星に着陸した宇宙飛行士たちがトラブルで帰還船を失ってしまうんだな。クルー達は生還できるわずかな可能性に賭け、陸路で火星の北極を目指す……文字通り火星縦…
宇宙舟歌 (未来の文学)作者:R.A. ラファティ国書刊行会Amazonラファティの長編を読むのはこれで4冊目(「宇宙舟歌」と「地球礁」「悪魔は死んだ (サンリオSF文庫)」「トマス・モアの大冒険―パスト・マスター」を読了済。邦訳された長編だと残るは「イースタ…
チャールズ・シェフィールドの「太陽レンズの彼方へ マッカンドルー航宙記」(創元SF文庫)を読んだ。 天才物理学者にして無垢な変人マッカンドルー博士と、その恋人にしてよき相棒にして管理人にして宇宙船のベテラン船長ジーニー・ローカーが、宇宙の謎を…
ジョージ・R・R・マーティンの連作短編集「タフの方舟 1 禍つ星」「タフの方舟 2 天の果実」をこの間読了。いや、これがえれえ面白かったのよ。 エコロジカル関係における、愚直なまでにストレートで割りと一面的な主張に眉をひそめる向きもあるでしょう…
「ドクター・ブラッドマネー」(フィリップ・K・ディック/創元SF文庫)ようやく読了。 永らく絶版となっていたディックの長編、待望の新訳版再発。 後半の怒涛の展開、個人の主観が現実を侵食していくあたりはまさにディックの真骨頂。巻末の解説ではディック…