「大丈夫? だいぶうなされてたけど」
「……怖い夢見てた」
甘えるように肩に鼻先をくっつけてくる彼女。
「そっか、かわいそうに」
僕はゆっくりと彼女の髪をなぜる。肩に押し付けられる感触が強くなる。
「どんな夢だったの?」
「よく覚えてない。だけど……」
「だけど?」
「所ジョージが出てきた」
なんかもう、全部台無しです。
「大丈夫? だいぶうなされてたけど」
「……怖い夢見てた」
甘えるように肩に鼻先をくっつけてくる彼女。
「そっか、かわいそうに」
僕はゆっくりと彼女の髪をなぜる。肩に押し付けられる感触が強くなる。
「どんな夢だったの?」
「よく覚えてない。だけど……」
「だけど?」
「所ジョージが出てきた」
なんかもう、全部台無しです。