三田氏からの返信
作家の三田誠広氏は、文化庁の著作権分科会などで、書籍に関する消尽しない譲渡権創設を主張している。
消尽しない譲渡権ってなにかってえと、この場合は我々が買った本だな、これについても著作権者は権利を有していて、これを勝手に譲渡することはまかりならんってな権利という理解で合っているかな? 詳しくは、著作権のひろばさんでも参考にしていただけるとありがたい。法律はド素人なもんでね。
そういった主張をする作家の本を処分するときにはどうしたらいいんだろう。
これは、皮肉を込めて著作権者に返却するのがよろしかろう。
というわけで先日、三田氏に返却先の問い合わせメールを出したんだけれど、三田氏から返事が返ってきた。
曰く、消尽しない譲渡権というのは一般論で、ベストセラー作家(三田氏は宮部みゆき氏を例に挙げていた)なら損失を受けているだろうが、私(三田氏ね)くらいの作家だと古本屋に自分の本があることを寧ろありがたいと思っているので、古本屋に売ってもらって結構だ、とのこと。
率直な感想を書くと
「はあ?」
といったところか。
「推理小説やマンガは一度読んだら用済み」といった発言をしたのと同じ口が、こういうこと言うのか。へぇー。