万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

こんなパブリックコメントをおくったよ

エントリを書くのは久々になるわけですが、いや、忙しかったんですわ、ここんとこ。
忙しさが収まったわけではないんだけれども、今日は体力的に余裕があるので、久々に更新しようかと。


さて、昨日が還流防止期間についてのパブリックコメントの締切日でありましたな。送った方もいるでしょうし、見送った方もいるでしょうし、そんなのやってたんだ、しらなかったという方もいるでしょう。
私はというと、いや、昨日の出勤前に慌てて書いて、送信をクリックして、PCつけっぱなしで出勤(しかも遅刻寸前)というテイタラクでありました。いやはや。
それで、出勤前の20分で書いたコメントを、恥ずかしげもなく公開してみようかと(誤字なんかは修正しました)。
笑ってやってください。


還流盤の輸入禁止期間であるが、4年というのはいかにも長すぎる。及び、その期間の算出根拠がわからない数字である。
ご存知の通り、レコード会社は各社とも時限再販を実施しており、現状ではその多く
が6ヶ月、また、さらに短縮の動きもあると聞く。
また、文化庁著作権課の職員さんたちもネットで多くの情報を集めていると思うが、
(その説得力についてはひとまず置くとして)ネット上で邦楽音源の売上の大半がリリースか
ら半年以内に売り上げられているとのデータも示されている。
これは、利益の確保を目的としている時限再販の期間とも合致する。
時限再販、還流盤輸入禁止、いずれも日本の音楽文化の発展のために法で保障された
措置だというのに、片方は6ヶ月、片方は4年というのはどういうことか?
再販期間の短縮については公取委がかかわっており、還流盤輸入禁止については文化
庁が主導を取っているという違いはあるだろうが、そのような行政内部のゴタゴタな
ど、日本の音楽文化にとっては本質的に関係の無いものである。ダブルスタンダード
を容認する理由にはならない。
還流盤輸入禁止期間については6ヶ月を希望するとともに、再販期間の変更があった
際には、柔軟に輸入禁止期間も変更していくことを希望する。
また、4年という期間を案として提示するにあたり、当然のことながら各種方面の意
見や各種資料を参考になさったと思うが、どのような意見があったか、どのような資
料があるのか、公表することを強く希望する。根拠を提示すること無しに期間のみを
提示するから、ますます音楽ファンの不信感を煽ることとなる。いい加減に学習して
いただきたい。
また、案では2005年1月1日時点でリリースから4年が既に経過している作品について
も、法の施行日から4年間輸入禁止できるとなっているが、こうなると、本来の目的
を見失っているとしか思えない。本来の目的は、売上の多くをあげることが期待でき
る期間、還流盤を輸入禁止することにより、国内のレコード会社の利益を保護し、ア
ジアへの進出を促すものではなかったのか? 売上のピークをとうに過ぎてしまって
いる音源の輸入を禁止したところで、音源に触れることの出来るリスナーの数が減る
だけの結果しかもたらさない。
2005年1月1日時点でリリースから6ヶ月を経過していない作品についてのみ、リリー
スから1月1日までの期間を6ヶ月から引いた残りの期間、輸入禁止できるという風に
変更することを希望する。
また、私はそもそも還流盤輸入禁止に反対であり、法律は成立してしまったものの、
これは経過措置的なものであると思っている(経団連からも「時限立法なら容認でき
る」という旨の意見があったはずだ)。
文化はそもそも柔軟に変化していくものである。それを保護する法律も柔軟に見直さ
れてしかるべきだ。なによりも、柔軟な姿勢を文化庁には希望したい。