万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

新古書店員から見たブックオフの特徴

私は泣く子も漏らす新古書店員なわけであるけれども、ブックオフといえば業界最大手、憎きライバルである。もう、思いっきり競合店。強敵と書いて「とも」なんて読んでたまるかという仁義なき戦い
で、新古書店員から見たブックオフの特徴を書いてみようかと思った次第。
ただし、これは私の見た範囲に限ったことなのでよろしく。ブックオフといえばフランチャイズ制で成功している企業であるので、各フランチャイズ企業内における方針の違いってのもあるはずだ。
まず強い点

・徹底した差込POP表示
 これは恐れ入る。私もポチポチと手作りして入るんだけれども、現場でフォローしようとすると凄い労力がいるわけですよ。これを企業規模でやっちゃってるのは凄いというか、羨ましい。

・店内、及び商品のクリンリネス(清潔さ)
 買い取った本を研磨している企業と研磨していない企業があると思うんだけれども、ブックオフはバリバリ研磨している企業。
 何度も売られてしまった本は研磨しすぎて本の高さが変わっちゃってるのはご愛嬌。

・挨拶、山びこ、マイクパフォーマンスの徹底
 これはフランチャイズ企業間で違いがありそうな気がするけどね(笑)。お客さんではこれを気にも留めていないという人も多いだろうけど、私は感心する。
 マクドナルドなんかでもそうなんだけれども、感心する点は廉売戦略ではなく挨拶等の基本教育の徹底ぶりなんだわな、これが。

・比較的安めの価格設定
 ただ、これはあくまで「比較的」なので、そう大きい差ではないと思う。


次、弱い点。というか、対抗できそうな点(笑)
・強いジャンル・弱いジャンルの偏り
 ブックオフが強いのは文芸書・文庫といった活字の本。これは中古商材の中でも粗利が稼げる商材でもあり、ブックオフが手ごわい点はここにある。
 反面、弱いのはゲーム・CD・DVDといった商材。これらは粗利という点から見ると書籍には遠く及ばないものの、額面的には大きく無視できるものではない。まして、本の売上が伸び悩んでいるという店も多い中(いや、新刊書店だけじゃなく、新古書店もそうなんですよ?)、これを狙わない手も無いだろう。

・高価買取の不在、もしくは買い取り価格上限が安いこと
 一般に、人気のあるコミックやらなんやらは通常の商品よりも買取価格が高く、またそれをアピールすることで商材の確保を狙ったりするのだけれど、ブックオフはこの点が弱い。買取価格が他店と比べて安いことも多く、店によってはそもそも高価買取がほとんど無かったりする。知名度や明るいイメージに多くを頼った商品収集能力を、お客さんへのアピールでいかに取り崩すことが出来るかがカギとなる。
 さらにこれを逆手にとって、ブックオフからめぼしい商品を購入することで棚のラインナップの貧困化を図るなんていう荒業もあるとかないとか。
 そうやって強化した商品力を利用してコーナー展開でも出来たら理想的なんだけども、そもそも新古書店では大掛かりなコーナー展開が難しいという難点もあったり(笑)。でもそこはなんとかするのです。うん。




とはいえ、やはり厳しい相手であることには変わりないのよね(笑)。