万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

男女平等って、やっぱり遠い夢なんだろうな

先日、久々に友人と会った。以前同じ店で働いていて、はっきりいって結構な美人で、がんばりやさんで会話もウィットに富んでいるという完璧超人みたいな女性なんだが、彼女にしては珍しく開口一番弱音をこぼす。
どうしたのか聞いてみると、社内の昇進試験を受けなければいけないことになり、その準備や勉強で非常に大変だとのこと。有能な人は大変だね。


とか考えながら話をよくよく聞いてみると、どうも嫌な感じがしてきた。
彼女が有能であることは間違いない。能力的には昇進してもっと責任の大きい仕事を任せられても当然である。
問題はなぜ彼女が試験を受けることになったか、だ。
昇進試験は一応希望者が受けるという建前になってはいるけれども、そんなものは形骸化していて、実質は会社が受験者を指名している。
まあ、それはいい。仕方がない。会社が人材を確保するためには仕方がないという面もあるだろう。


さて、私は今まで3社ほどを渡り歩き、いずれも小売業だったんだけれど、3社とも正社員の女性は少なかった。
少ない理由は色々あるだろうけど、実際問題として少ない。他の小売業の人に話を聞いてみても、やはり女性は少ないって会社が多いようだ(もっとも、業種問わず正社員全体の数からしてもきっとそうなのだろうけど)。
であるから、女性で管理職(小売業で言ったら店長以上だな)となると、ますます少ない。


少ないから、管理職についている女性の存在というのは、対外的な広告塔としても利用されてしまう。そういった側面をはらんでいる。
このサイトを読んでいる方の中に、どのくらい社会人女性がいるのかわからないけれども、会社の面接時に「貴社における女性の勤務状況」を質問した人はいるでしょう?
「数からいくと少ないけれども、有能な女性店長もこれだけいますよ!」と言えてしまう訳ですよ。


で、有能な彼女は、心ならずも広告塔候補になってしまったわけだ。
「女性店長がいる」という事実を作りたいがために。
なんだかねえ。そんな思惑のために徹夜で準備している彼女を見ていると、なんともやりきれない気分になってくる。


まあ、あれだ。出世する女性の存在ってのが、必ずしも男女平等的な考えの下に生まれているわけではないというお話。
きっと、こういった例はたくさんあるんだろう。