書店が本との出会いの場として機能しなくなった原因についての仮説を建てようとおもったのだけれど、やっぱり俺は駄目なんだ
未公認なんですぅ: いまの読者は書店に「本と出会う場」を求めていないのかも...
私自身は書店の店頭で見かけた本を購入するってことがよくある人間ですが、まあそれはともかく。
いくつか考えられる原因を挙げてみましょう。
・本についての情報と触れる場が多様化し、相対的に書店の重要度が下がった。
・新刊点数が増加し、書店の利用者が店頭で商品を取捨選別することがしにくくなった(これは上記「未公認なんですぅ」中でも、あまろ〜ねさんが原因として挙げていますね)。
……いかん。他に思いつかん。「いくつか挙げてみましょう」って二つじゃねえかよ。ああ、だから駄目なんだ、俺。
でも、本についての情報と触れる場が多様化しているとしたら、それを上手いこと利用して販促してみるのは可能だろうとも思ってみたり。そういう取り組みのひとつとして「本屋大賞」のことも捉えていたりするわけですが。
ちょっとずれるかもしれませんけど、イヌイットに氷を売ることができるってのが営業の理想として言われたりしますが、多分一度氷を買ったイヌイットは、二度と氷を買おうとは思わないだろうと思うんですよね。
これって、小売業はやっちゃいけないことだろうと思うんですよ。
自分の売りたいと思う商品を大きく展開するというのは、もう小売業やってる中でも最高に楽しい瞬間なんですが、では、その展開する商品にどのくらいのニーズがあるかって、ちゃんと検討せずにけっこう勘でやっていたりするわけで。
気がつかないうちに「氷」を大々的にアピールしてしまっている可能性というのも、考えなくちゃいけないかもしれません。ってまあ、これは自戒も込めてですが。