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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

Self-Reference ENGINE

Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

ハヤカワSFシリーズJコレクション5周年記念作品。背の青い他のJコレとは違い、背も表紙も裏表紙も黄色一色。
読了した。


というか、一通り読んでみた、といった方が近い。


正直、困惑している。
プロローグとエピローグ、それに加えて18の章で構成されているこの長編は、緩やかなまとまりを見せながらも、基本的には独立している、ように一見思えるのだが、実はそうではなかったような気がしている。ものすごくそんな気がしている。
というか、穏やかなまとまりどころかそもそも全然まとまっていないような気もするし、それとは逆にものすごくまとまっているような気もしている。
それぞれの章も、「短編」というよりも「発想・思いつき」のような気もするが、そんなことはない気もしている。


わけわかんないでしょ? 実際、わけわかんないんだよ。だから困惑しているんだけれど。
読みにくいかというと、文章は平易でひねたユーモアもあり、むしろ読みやすい。
つまらないかというと、睡眠時間を削って、仕事のある平日二日間で読み終わってしまったわけであって、むしろ面白い。
それでまた困惑してしまうのだけれど。
面白かったのに、さっぱりわけがわからなかったのだ。


それなりに堅い本や尖がった本も読んできたつもりだったけれども、「面白かったけどわけわからん」という経験は久しぶりだ。えーと、10代の時にディックやディレイニーラファティを読んだ時、似たような感覚だったような記憶が。
何はともあれ、再読してみようと思う。
楽しみだ。


追記:更にいくつかエントリを書きました。
万来堂日記2nd - Self-Reference ENGINE 再読
万来堂日記2nd - Self-Reference ENGINEの感想を集めてみたよ。
万来堂日記2nd - Self-Reference ENGINEのことを書くにあたり、どのような作家や作品が引き合いに出されているのか

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