万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

なぜJ-POPはアジアで売れていないんだろう?/ああ、「やっぱり駄目だった」って感じなのかも。

久々に輸入権の話題で盛り上がっている。嬉しいねぇ。


日本レコード協会、日本の楽曲の普及状況について報告会、今後は中国に力点 | BCNランキング


Copy & Copyright Diary - J-POPはアジアで売れなくなっている

benli: J-Popのアジアでの落ち込み


しかしながら、落ち方がちょっと尋常ではない。なぜにこんなに落ち込んでしまっているのかが非常に気になる。レコード業界の怠慢のせいで片付けてしまうのは、簡単すぎて建設的じゃない。


と、思っていたら、上記Copy & Copyright Diaryのコメント欄で、こんな記事が紹介されていた。

韓国音楽業界、CD売り上げ激減でピンチ | Chosun Online エンタメコリア | 朝鮮日報

韓国ではCDの売上事態が下がっているのか、そうかそうか。
この記事内ではその原因までは分析されていないのは残念だが。

中国については、なんかいいデータとかが探せなかった。知っている人がいたら是非。
見つかったのは、日本貿易振興機構JETRO)2005年のこんな報告。
中国における音楽配信ビジネスの実態(輸出促進調査シリーズ) 2005年3月
引用すると

 中国における音楽付加価値サービスは、モバイル付加価値サービス全体の50%程度を占めており、すでに04年度約7億ドルの収入を得ている。一方で、 03年の中国でのレコード発行数は、02年比横ばいの6,720万枚。レコード業界はブロードバンドの発達により打撃を受け、業績は悪化している。


なんでえなんでえ、前々から悪化してたのかよ。

さて、我が身を振り返ってみる。

輸入権の議論の時、今後アジアにおける日本音楽市場が拡大する根拠として三菱総研の資料が提出されていたのだけれど、当時、それに突っ込んだエントリを書いたなぁ、と……ああ、あった、あった。

万来堂日記2nd - 調査報告をずぶの素人が読んでみたよ(三菱総研篇)

万来堂日記2nd - やっほう! 三菱総研の報告書(詳細版)を読んでみたよ!

この当時は活き活きしてたよなぁ……。
読んでいただくとわかるように、この報告書ではアジア諸国のGDP増加を、今後の日本音楽市場の増加の根拠としているのだけれど、しかしながら、この報告書に示された資料で既に「GDPが伸びているのに日本音楽の市場は暫減傾向にある」というのが読み取れてしまうという、なんかすごい報告書である。
当時も「この市場予測、怪しげに見えるけど大丈夫なん?」という不安はあったわけだけれども……

駄目でしたか、やっぱり。
輸入権もカンフル剤にはならず、結局予想通りにアジアでの売上は下がってますよ、っていうだけの話かもしれない。