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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

自衛するニコニコ動画の話

著作権

著作権法について、違法にアップされたコンテンツをダウンロードする行為も違法とされることが検討されており、それがYoutubeニコニコ動画の利用にも拡大される懸念がある、というのは盛んにネット上で報道されている通りであり、過去にここでも取り上げたことがあったりする。
で、ですね。

ニコニコ動画とYouTube、JASRACに著作権料支払いへ - ITmedia News

予想外に早い動き。
旧聞になってしまうけれど、ストリーミング配信であるニコニコ動画の映像を録画できるというソフト「ニコニコ録画」が、ニコニコ動画からのクレームを受け発売中止になるということがあった。
非常にタイムリーだなーとか思いながら見ていたのだけれど。
ストリーミング配信は今回議論されている著作権法改正の対象外とはいえ、それはぶっちゃけて言うと、文化庁が「そのつもりはないっす」といっているだけで、司法判断によってはそれがひっくり返ってしまう懸念があるってのは、これまた色んな人が指摘している通り。
そういった中でニコニコ録画のようなソフトが発売されるというのは「一般向けに録画用ソフトが発売されているのだから、それらのサービスも実質的にダウンロードとして機能しているといえる。そのような状況が実際にあるのだから、それらのサービスの利用を違法化の対象外とするべきではない」ってな議論に発展する恐れもある。ニコニコ側にしてみると、歓迎すべき動きではなかったといえるだろう。

そういや、こんなこともあったっけ。

「ニコ動」、アマチュアバンド映像誤削除で謝罪 - ITmedia News
アマチュアバンドが自分たちでアップした映像を、誤って違法にアップロードされた動画だと判断して削除してしまったこの「事件」。JASRACへの著作権料支払いが報道された今見直してみると、また当時とは違った目で見えてくるような気が。
考えてみるとさ「私たちニコニコ動画は、自分たちでも違法なコンテンツが無いか監視していますし、発見したものについては自主的に削除を行っています」というのは、JASRACとの交渉においてプラスに働くよね。
言い換えると、JASRACとの交渉を見据えた行動が、思わぬ形で表面化したのがこの「事件」だったのだろうな、と。奇しくも、誤爆の対象となったのも音楽的なコンテンツだし。

違法コンテンツダウンロードが違法となるにあたり、その要件として「情を知って」つまり、「そのコンテンツが違法にアップロードされたものであることを知りながら」ダウンロードした場合は駄目ですよ、ってのがあるんだけれど、ニコニコ動画JASRACに著作権料を支払うとなると、あるコンテンツが合法的にアップロードされたものであるか、違法にアップされたものであるのか見分けるのはますます困難になる。つまり、この改正案はますますもって運用上の爆弾を抱えてしまうわけだ。




整理すると

・ストリーミングも巻き添えを食うかもしれない著作権法改正案が議論されている真っ最中

・そんな中、まさにニコニコ動画のコンテンツをダウンロードできてしまうソフトが発売されそうになったので、それに対してクレーム

・アマチュアバンドの映像を、謝って削除

・そのしばらく後にJASRACへの著作権料支払いを発表。合法的なコンテンツと違法なコンテンツを見分けることが難しいような状況になる


こうやって並べてみると、ニコニコ動画は、意識して今回議論されている「違法コンテンツのダウンロード違法化」に対抗するような動きをとっているのではないかと思えてくる。それは司法判断によって、もっとぶっちゃけた言い方をすると、その時の裁判官がどのくらいネットに詳しいかによってニコニコ動画の立場が大きく左右されてしまうことを考えると、当然の対応と言えなくも無い。


で、ニコニコ録画の販売中止にもリンク貼ろうと思って検索していたらさ。

チューブ&ニコ録画

ええーーーーっっ!?
さあ、ひろゆきどうする!?