万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

タグは欲しいが、プライバシー情報はいらん

万引き対策の現状とやるべき事 - 60坪書店日記
万引き対策の未来は明るい? - 60坪書店日記
ICタグを埋め込んだ書籍を初めて消費者に販売、出版業界が4回目の実証実験:ITpro
ブックオフ、ICタグを使った万引き本買い取り防止実験を実施:ITpro


そうかそうか、ICタグの導入も近いかなと思って見ていたら、id:himagine_no9さんがブックマークコメントにて、プライバシー面での懸念を表明されていた。前々より指摘されていた問題点に対して、きちんとした対策や説明がなされないまま来ているといった感も確かにある。ICタグによって複写をコントロールしようなんていう技術も実験されているというし。


新古書店で働いている側として言うと、ICタグというのは実に魅力的だ。現状では盗品か否かをどうやって判断するかというと、ぶっちゃけた話「勘」で判断しているわけで。勘でお客さんを泥棒扱いするというのは非常にリスキーだ。過去に同じ商品を持ち込んでいるとか、未開封であるとか、そういったわかりやすい/返しやすいものは現状でも買取をお断りしているけれども、それ以外のものの買取を拒否するのは中々困難であるので、判断基準が増えるのは歓迎したい。
プライベート情報はいらん。商圏の分析とかはポイントカードの登録情報で事足りているし。もっと広く個人情報ということで言うと、ポイントなどの見返りもなしに個人情報を提供してもらうというのには、抵抗がある。会計済みか、そうでないかが判断できればそれでいい。新刊書店的には、そこに店内での未会計品の位置トレース機能がついたら充分じゃないか、と思う。


問題となるのはタグの切り忘れだろう。タグが普及した後なら、タグを切らないと会計が出来ないようにレジのシステムを回収することで改善可能だろうが、タグ入りの商品とタグなしの商品が入り乱れた状況ではタグ切りを手動で行わざるをえない。とすると、タグの切り忘れは絶対に発生する。


対策として情報の暗号化くらいしか今の疲れた頭では思いつかないのだけれど、技術面はさっぱりなので、そこらへんどうなのかわからない。どうなんだろ?
ああ、でも現場としては、窃盗や盗品の持込を減らしたいだけなんだよなぁ。流通のコントロールとかさえどうでもいい。
もういっそのこと、書籍を特定できる情報を書き込んでおかないことにしたらどうだ? わかるのは「『本』を持っているか/持っていないか」「その本は会計済みか/未会計か」のみ。もうそれだけで大助かりだ。
ついでに法律なり政令なりで「タグを切っていない商品の買取はまかりならん」くらい決めて後押ししてくれ。
それだけの状況が整ったら、根絶することは出来なくても窃盗及び盗品の持ち込みを減らすことは出来る。