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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

私的録音録画補償金に関する認識の変遷と愚痴

著作権 音楽業界関連 音楽

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私的録音録画補償金制度を初めて知った時は

「何これ? そんなにお金がほしいわけ?」

という感想だった。

そのあと、色々文章を読んだりしているうちに、この補償金というものがどういったものに対する保証なのかとか、ではそれが拡大されることに整合性はあるのかとか、そういったことに興味を持つようになった。

「それは本当に保証するべきものなの?」

というところに興味が移ったわけだ。

ところが、その後、小委員会とかに参加している委員の発言とかを追うようになると、認識が一回りして

「ああ、結局この人たちはお金がほしいんだな」

というところに戻ってきた。
椎名委員などの発言に顕著なのだけれど、目的は「ある程度まとまった財源を確保すること」なのだな。まあ、それが私欲のためではないってのは押さえておかなければいけないところではあるけれど。
でもまあ、要するに不労所得の確保だからなぁ。
そうなると、不労所得を与えていいか否かって話になってしまう。社会全体としてね。
でもこれって、そんなすっぱり回答できる話題じゃないんだよなぁ、素朴な感覚として。例えば、自分が好きな作品にかかわった人に、商品を購入した対価のいくばくかが流れるシステムになっているかというところもあったりするし。例えば、ゲームや映像作品のクリエイターにどうお金を払ったらいいかとかさ、個人的には90年代のブラックミュージックに欠かせない人物であるエンジニアのBob Powerにどうお金を届けたらいいかとかさ。同じく日本のHIPHOPシーンに欠かせないDOI氏であるとか。
素朴な感覚というのは馬鹿にするべきではなくて、素朴な感覚を説得できないと国民(なんかこそばゆいね)は納得できない。まあ、だからこそロビー活動合戦になったりするんでしょうが。
言い換えると、いや、ネットとか見てるとね、納得できるシステムが構築されてさえいればクリエイター向けインフラに賛成するのもやぶさかではないよっていう人、一定数いると思うのよ。
でもまあ、そういったシステム構築より財源確保が優先されているわけで。
なんつーか、上の方で綱引きしているだけで、誰をも説得しようとしていないも同然な状況だから、もう好きにやっておくれよという諦観満載の今日この頃。まあ、音楽で食える人が激減しても音楽はなくならないだろうから、もうそれでいいんじゃないの?