長いこと積んであった本をこの度めでたく読了。
変だ! この本、変な本だ!
パンゲアやら地層やら化石やらといった単語が飛び交う架空の世界で繰り広げられるのは、なんとバブルの香り漂うOLのラブストーリー。
実家と仲が悪いヒロインと、同郷で故郷とのつながりを強く持つ思慮に富んだ恋人。超然とした同僚と、唐突に現れる年上の王子様。
そこにさらにホラー、さらにはハーレクインというか少女マンガというかそんなものがミックスされ、「地質学×古生物学×ファンタジー×バブル×ラブストーリー×ホラー×少女マンガ」という、なんか奇書的なものになっている。
読後感はすっごいいいんだけど、いやはや、なんつーか、男と女は互いに永遠のエイリアンだわ、やっぱし。