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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

私が「本屋をLANのホットスポットやすれ違い通信スポットに」という提言に素直に感心できない理由

第23回 緊急提言「本屋をLANのホットスポットやすれ違いスポットに」 | ポット出版

これをその提言の通りやっても失敗するだろうなあ、と思います。
なぜかというと、本屋にこれらの設備があるよりも、本屋以外にこれらの設備があった方が便利じゃないかと思うからです。

上記リンク先の中で「他業種」での成功例があることが示唆されておりまして、それっておそらくニンテンドーDSステーションやPlayStation Spotであったりすると思うのですが。
ゲームも商っている身から致しますと、確かにお客さんはいらっしゃいますよ。子供がわーわーきゃーきゃー。DS持って座り込んでるのを立たせるのもありふれた光景ですわ(椅子用意しろやって話ですな)。
ただ、それが店の客数増や売上増にそれとわかるほどプラスの影響を与えているかというと、ちょっと疑問ではありますが。
それよりもなによりも、これらの例というのはメーカーがコンテンツの販売増のために大規模な資本投下をして設置しているわけで。ゲーム屋に多く設置されているというのもそこがたまたま一番頼みやすかったから、であるという認識があります。
考えてみますとね、お客さんがDSステーションPlaystation Spotを利用したいと思ったとして、それに対する最適解ってゲーム屋ってワケじゃないだろうと思うわけです。あんな椅子もなければ、喉がかわいても飲食禁止で、わいわい騒いでると迷惑もかかるような。それは本屋も同様でしょう。
つまり、ゲーム屋さんも本屋さんも、有線・無線・対面問わず、コミュニケーションのための場所として設計されていない以上、当然と言えば当然です。
であるからこそ、マクドナルドがLANサービスに積極的になるのも納得出来る部分があるわけで。コミュニケーションの場を提供するサービスであるっていう部分も確実にありますから、マクドの場合。
リンク先でも商店街の空き店舗やショッピングセンター内の空きスペースを活用する可能性について言及されていますが、それこそが逆に本屋にLANのスポットを置くことの不必要性を明らかにしていると思います。
LAN環境が充実した本屋と喫茶店があるんだったら、喫茶店に行きますよ、私。


言い換えると、これ、本屋を中心に据えたからおかしくなっているのだと思うのです。
街中のLAN環境を充実させるという需要はあるでしょうから、そのプラスの影響は本屋だけではなく喫茶店も、服屋さんも、八百屋さんにだってあるでしょうから。
ショッピングセンターならショッピングセンター。商店街なら商店街。そこらへん付近一帯のLAN環境を充実させることで付近全体、施設全体の来客増をはかり、その付近・施設のサービスを充実させることで売上増を図る、という形なら、それはよくわかるのです。
あそこらへんに行くとネット使い易いし、美味しいラーメン屋や落ち着ける喫茶店やちょっと気の利いた本屋や少し素敵なジーンズ屋や美容院があったりするとかね。それは素敵だと思いますよ。