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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

桂春蝶・柳家花緑二人会に行ってきました/みんな! 三次元最高だぞ!

落語

桂春蝶柳家花緑二人会に行ってきました。面白かったです。おかげさまで上機嫌です。

まずは開口一番、桂佐ん吉さんで「商売根問」。先日繁昌亭の昼席で見たときにもかけてらっしゃいました。以前、他の落語会で「皿屋敷」を見たときの印象が強いので、もっと色々な噺を聞いてみたいなと思いましたが、私、不定休なものだから、なかなか狙った落語会とかに行けないんだよなぁ(笑)。今日行けたのもすっごいラッキーだった。


お次は春蝶さん「ご先祖様」。枕で、まず2歳6か月になる娘さんの「ことは」ちゃんがすっっっっごくかわいいという話。ただ、前回高座を見たときはこの枕から、なんと色っぽい「紙入れ」に入っていったので油断大敵です。
松竹の劇場に出演していた際、横山たかし師匠から「生き〜や」のギャグを譲ってもらったが、とても光栄で嬉しいのだけれど、どこで使っていいのかわからない。しかし使い方を発見した。この落語のサゲにこれを使うので、もうみんなでご唱和くださいと衝撃の展開。
サゲでは宣言通り、懐から赤いハンカチ(それともあれ、手拭い?)までだして歯でぐっとひっぱりながら、みんなで「生き〜や」でした(笑)。


中入前に花緑さん「野ざらし」。
まず、春蝶さんの娘さんと奥様が楽屋に来ていることをいきなり暴露(笑)。
以前、繁昌亭の高座に上がった時も春蝶さんの襲名披露の時だったことや、米團治さん、、正蔵さん、八光さん、春蝶さんらと「俺たち若旦那!」という落語会をやったことなどを話した後、お坊ちゃん度では絶対に負けたくない。だから独演会では私はピアノも弾くし、歌も歌う。でも、音楽プロデューサーの松尾潔さん*1に「ジャイアンの誕生日みたいだ」と言われちゃった。なんて枕を振っておいて、「野ざらし」で実に気持ちよさそうに歌ってらっしゃいました(笑)。
直前の春蝶さんの影響を受けたのか、それともいつもそうやってらっしゃるのか、噺に入る前に「太鼓は馬の革で出来ている。これがこの噺のサゲで大事になるから覚えておいてください」と説明あり。


中入後は花緑さん「長短」。
先日の震災の話題を枕で振っていたので新作落語の「AC」かなと思ったら違いました(笑)。
震災時に一緒にいたという、弟子の緑君(ろっくん)さんが師匠に呼び込まれ袖から高座に登場しご挨拶。退場後「長短」へ。
長さんのゆっくりとした仕草がなんともおかしくてたまらなくて。長さんが何も言わず、相手のことも意に介せず、ただただ動いているときが一番客席に受けているという、長短ってそういう噺でしたっけか(笑)。


トリは春蝶さんで「権助提灯」。今日がネタ下ろしだとのこと。
まずは、花緑さんに対抗して、春蝶さんの弟子の紋四郎さん登場(笑)。
で、噺の方ですが、これがなんとも色っぽくてですね。
初めて春蝶さんを見たときのネタは「七段目」だったのだけれど、この時も色っぽいなぁと思ったのだけれど。
先日見た「紙入れ」も、すっげえ色っぽいなぁと思ったのだけれど。
今日がこれまた、なんともすっごくめがっさ色っぽくてですね。
みんな! 三次元最高だぞ!*2
「春蝶は俺の嫁」とか言い出す奴が出てきてもおかしくないくらいの女性無双でありまして。
私は落語自体初心者ですので初めて聞く話だったのですが、元々は江戸落語のネタを春蝶さんが上方に移植したものだそうです。江戸のものに比べて、御寮さんとおてかけさんにスポットをあてたものになっており、初めは都合のいい女二人に見えたものが、いつの間にやら主導権が女性の側に移って女同士の意地の張り合い、世紀の決戦になってしまい、旦那さんは二人の間に翻弄され、初めは羨ましい境遇だったはずの旦那さんの変貌を通じて男の情けなさも醸し出されて。
いや、最初は妖艶だった御寮さんとおてかけはんの、後半での鬼気迫る迫力と言ったら(笑)。


で、ここで一旦幕。プログラムにもここまでしか記載されていなかったのでみんなが帰りかけたところ(私も帰りかけました)で再び幕が開き、春蝶さんと花緑さんのエンディングトーク開始。いや、ハプニングですよ。帰りかけで席に戻るのもめんどくさかったので、その場で手すりにもたれかかって大喜びで拍手してしまいましたが。
このエンディングトークで、先ほどの「権助提灯」が江戸の話であることなどの説明。
そして、舞台袖から紋四郎さんに連れられて、愛娘「ことは」ちゃん、満を持しての登場!
2歳6か月!
セーラー服!
みんな! 三次元最高だぞ!*3
ことはちゃんを歓迎する拍手に吃驚したのか、舞台袖へ逃げ帰ろうとすることはちゃんが、華麗にスリップ&転倒! 泣かなかった! えらいぞ!
一番おいしいところを、初舞台のことはちゃんが持って行った会でした……

*1:うおっ! 昔、音楽雑誌を読んでいたころには松尾氏のレビューよく読んでた! 懐かしい!

*2:色々と間違っています

*3:お願いですから通報しないでください