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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

8月17日 生喬新十八種好/笑福亭の「らくだ」

初めて八聖亭に行ってきました。

生喬新十八種好
桂治門……普請ほめ
笑福亭生喬……虱茶屋
中入
笑福亭生喬……らくだ

本日の演目についての解説が配られたのですが、これが手書き、かつ、情熱的で非常に読みごたえがあるもの。これ、ネットとかで広く発表しないともったいないですよ、と思ってしまうくらい。
「虱茶屋」では本当に軽妙に笑わせてもらいました。虱に刺された痒みをこらえながら踊る幇間の仕草に、プロってすげーな、と。
中入後の「らくだ」がお目当てでした。六代目松鶴師匠→松喬師匠から繋がる直系ですものね。
私が持っている松喬師匠の「らくだ」の音源はお囃子によるかんかんのう入りのもので、「やたけたの」熊が大家の前で死体にかんかんのうを躍らせるも大家は動じず、それならばとさらなる行動に出る熊に思わずぞくりとするような怖さが感じられて好きなのですが、そこはさらりと。
その代わり、紙屑屋と「やたけたの」熊が酒を酌み交わすシーンでの紙屑屋の独白に工夫が凝らされていて、思わず目頭が熱くなってしまいました。
六代目松鶴師匠のスタジオ録音の「らくだ」音源を初めて聞いたとき、知らず知らずのうちにぐっと息をのんで聞いていたのですが、ライブ音源だとまたどうなんだろう? と思ったりしてたんです。
でも、松喬師匠の音源を聞いたり、生喬さんの今日の高座を聞いたりして、ああ、やはり息をのんで聞き入る反応は自然なものだったのかもなぁ、などと思いました。
なかなか生で聞ける機会は少ないのでしょうが、笑福亭の「らくだ」、もっと聞いてみたいなぁ。