万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

8月18日 繁昌亭昼席

繁昌亭の昼席に行ってきました。
一階のなかなかいい席を確保できたのですが、となりのオッサンは話の途中で喋り出すわ、同じ列の子供は知っている演目のオチがしゃべりたくて仕方ないらしく母親とこちょこちょ喋り出すわで辟易してしまい、中入の際に二階に移動。以後はゆったりと楽しめました。客席は9割くらい埋まっていたかな?

桂福丸……転失気
林家染弥……看板の一
露の団六……片棒
幸助福助(万歳)
笑福亭忍笑……平の陰(手紙無筆)
桂文太……死神
中入
笑福亭遊喬……二人癖
桂三歩……宿題
豊来家一輝(太神楽)
林家染丸……寝床

幸助福助さんを見るのは2回目。前回同様爆笑。
前日の夜、暑さでなかなか寝付けず寝不足気味だった頭がしゃきっとしました。

文太さんは「死神」。最初に書いた子供さんは、「この「死神」という噺知ってる!」ということが、どうしても母親に話したかったらしいです(笑)。
ミステリアスな要素を抑えたコミカルで陽気な「死神」で、オチも愉快。でも、非常に皮肉の利いたオチでした。欲をかいて失敗した男がまたしても……といった感じの。あのオチは子供も知らなかったに違いありません(笑)。同じ形でやってる方、他にもいらっしゃるのでしょうか?

三歩さんの「宿題」も場内爆笑。以前、他の演者さんで聞いたときは、こんなに面白くなかったネタなのになぁ(笑)。客席に子供さんがいたから、このネタをチョイスされたのでしょうか。

豊来家一輝さんの太神楽にどよめく場内。咥えたバチの上で、土瓶のつるのところを根元にして立たせて見せた時には感動が。

トリの染丸さん。以前富田林で「掛取」を見た時も、テレビで「小倉舟」見た時にも思ったのですが、本当に見ていて楽しくなる高座でした。本当は細心の注意を払って身も細る思いで演じてらっしゃるのかもしれませんが、客席からはとても楽しそうに演じてらっしゃるように見えて。
楽しい気分に浸らせてくれる高座に出会えた日は、本当に幸せな気分になります。雀三郎さんとか、福笑さんとか。