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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

10月5日〜6日 ちょうば十日間連続落語会 5日目・6日目/音を立てて崩れ落ちる一文笛

落語


桂ちょうばさんの落語家生活十周年記念、ちょうば十日間連続落語会の5日目と6日目に行ってきました。
エントリタイトルの「音を立てて崩れ落ちる一文笛」は褒め言葉。

5日目

桂鯛蔵…ふぐ鍋
桂ちょうば…強情灸(リクエスト落語)
ゲストの井之上チャルさんとのトーク
仲入
井之上チャル(一人芝居)
桂ちょうば…ハンカチ


6日目
桂鯛蔵…みかん屋
桂ちょうば…青菜
さらば青春の光(コント)
桂ちょうば…一文笛


鯛蔵さんの前にちょうばさんが登場し、その日のゲストについてとか色々話した後、5本の演目の中から一番拍手が多い物を演じるというリクエスト落語、5日目は強情灸、6日目は青菜となりました。10日間残っちゃうネタとかあるんだろうなぁ(笑)
井之上チャルさんの一人芝居は、元はイッセー尾形さんのやつかしら? 酔っぱらったサラリーマンがビルとビルと隙間にどんどん入っていく話。
さらば青春の光、初めて見たのですが、すごく面白かったです。私はコントをうまく褒める事の出来る語彙は持ってないんで、申し訳ないけれど。


で、ちょうばさん、5日目に行ったところ、軽妙な高座が印象に残ったので6日目にもいってみたのですが、一番印象に残ったのは6日目のトリネタ「一文笛」でした。
「一文笛」はちょうばさんの師匠であるざこばさんの十八番ですが、ざこばさんの力強さ・迫力と言ったものとは別の魅力を持つちょうばさんがどう演じるのか、楽しみだったのです。
セリフや所作はざこばさんのやるのとほぼ同じ。でも、正反対でした。
ざこばさんで印象に残るのは、やりきれない怒りに震える「兄貴」ですが、ちょうばさんで印象に残るのは「兄貴」に詰め寄られて泣きそうになっている「英」でした。
取り返しのつかないことをしてしまった「英」のそれまでの価値観が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちていく、その様に焦点を当てているというか。
英の人間としての弱さが一番の聞きどころ。いい高座を聞かせてもらいました。