万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

10月12日に落語を聞きに行った記録/桂福團治一門会

繁昌亭夜席へ。ほぼ満席。

桂福團治一門会

福点…不精の代参
七福…ちりとてちん
(一門ご挨拶、呂鶴、ざこば乱入)
木津川計(語る落語)
中入
丸福(艶笑小咄)
福團治…一文笛


場内、視覚障碍者の方や車いすの方が、普段の繁昌亭より多い。
開口一番が福点さん。大きな拍手。ああ、なるほど。福点さん絡みのお客さんも多いからか。また、手話落語の福團治さんだものね。納得。枕も面白く、また、不精の代算はそんなによく遭遇できるネタでもないので、いい感じ。
七福さん、今まで数回高座を拝見したことがあるが、失礼ながら今日が一番面白かった。冒頭のやり取りが「青菜」の植木屋さんみたい。また「ちりとてちん」の読み様が悪いから聞いてもわからなかった、正しい読み方は……という工夫には大笑いしてしまった。
その後、本日落語の出番がない一門の面々(福矢さんはいなかった)が挨拶がてらゲストの木津川さんを紹介。そこに呂鶴さんとざこばさん乱入。ていうか、おふたりともなんで来てはるんですか(笑)。呂鶴さんは機嫌よさそう。ざこばさんも饒舌。ざこばさんが木津川さんに喧嘩を売りつつ(もちろんネタでしょう)みんな退場し、木津川さん登場。
木津川さん、千両みかんや鹿政談といったネタに感じたふとした疑問の話から、落語に出てくるアホが男ばかりなのはなぜか。それは、落語は庶民の文化で、庶民は女性差別してなかったからだ、とつなげる。仔細に検討すると違う部分も出てくるのだろうけれど、話としてはとても面白い。
中入後、丸福さんは色っぽい小咄。いつ話に入るのかなと思ってたら小咄のまま終わってしまった。老若男女、小さい子供もおり、それまでにほんわかムードを感じていたこともあって、少し引いてしまった。
福團治さん、見台置きっぱなしだったからくっしゃみ講釈かなと思ったら一文笛だった。聞くのは二回目。南瓜屋政談もそうだったように記憶しているのだけれど(記憶違いだったりして)、福團治さん、よく小さな女の子を登場させる。松竹は福團治コレクション出すべき。


で、会で配られたチラシの中に「よ! 福團治・鶴瓶たっぷり落語会」なる会のものがあり、「ねたのたね」で見ていたのだけれどその時は「福團治・銀瓶」と見間違えていたことに気が付き「うおっ!」となり、チケット発売開始が10月6日、うわ、一週間前か。もう売り切れてるかな、と帰りにコンビニ寄ってチケット状況確認したら、やっぱり売り切れだった。そりゃそうだわなぁ。