明覺寺寄席へ。初めて。東本願寺の裏手の西本願寺系の小さなお寺。
第七回 明覺寺寄席
最初はおつとめ、お経から入る落語会。だもんで、普通の落語会とは違って、太鼓ではなく鉦が鳴って始まるのである。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。檀家の方なのだろうか、客席からも声が聞こえる。
ところで、うち、実家は法華宗なんだが……
で、お囃子さんがいないのでCDでの出囃子に載って二葉さん登場。今日も一か所絶句しかけていた。しかけていたのだけれど、で、二葉さんよりうまい前座さんというのは全然珍しくないと思うのだけれど、面白いし、以前よりも面白くなっている、と思うのです。
米二さん、得意ネタの茶の湯。
で、中入後は初天神、しかもしっかり凧上げまでのフルバージョン。前の家のおっさんに話をしに行くところや、お茶屋に行った話ももちろんたっぷり。何気にフルサイズの初天神って、聞く機会が少ないのではないだろうか。
仏頂面や理屈っぽさの向こうからお茶目さが顔を覗かせて、それがなんとも可笑しいといういつも通りの高座だった。本当、米二さんって面白いのに文章で褒めようと思うと褒めにくい。こちらのボキャブラリーが足りないせいだけれど。
皆さんなら、「お茶目なツンデレ中年男性」をどのように褒める?