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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

11月30日と12月1日に落語を聞きに行った記録

30日の朝7時過ぎまで働き、少し寝た後、夜のトリイホールへ。


入船亭扇遊 桂雀松二人会

弥太郎…時うどん
雀松…牛ほめ
扇遊…富久
中入
扇遊…浮世床
雀松…たちぎれ線香

寝不足がたたり、富久の途中で寝てしまったことは痛恨。目が覚めてからの富久後半のクオリティや、中入後の浮世床で腹抱えて笑わせてもらったことを考えるに、寝てしまったことがもったいなくて仕方がない。
で、たちぎれ。良かった。
雀松さんは高座でチャーミングなことが多いけれど、そのチャーミングさ、お茶目な可愛さが、小糸のありしの日の姿に集約されるという、おお、反則だよ、こりゃ。
大ネタだけに生で接する機会は多くないのだけれど、大ネタだけに音源はいくつか持っていてだね。それらもひっくるめても、「小糸の可愛らしさ」では一番、だと思う。
だもんで、「小糸が死んだ」ではなくて「あんなに元気で可愛らしかった小糸が死んだ」なのよ。それがラストシーンまでずっと背景にある。これはすごい物を見た。



で、翌日は京都府向日市小路住宅へ。二度目の河忠寄席。今回で第六回とのこと。前回は道に迷ったが、今回はなんとか。

河忠寄席

優々…動物園
米二…寝床
中入
米二…質屋蔵

まず優々さんの動物園。これがとても面白かった。
誰かのテキストをなぞっているのではなくて、随所に自分の工夫が入っていて。着込む前に虎の皮を抱えてみたり、虎の頭の部分を被る時には敢えて横を向いて動きをわかりやすくしていたり、あんなに虎の皮の存在感がある動物園は初めて見たかも。それとも、これもまた誰か別の噺家さんの工夫を受け継いでいるのだろうか? 南天さんとか? いや、南天さんの動物園、不幸にして見たことないんでわからんけど。でも、優々さん、このあいだの七度狐も楽しかったし、個人的に注目度がアップ。
寝床は、米二さんのCDで何度も何度も聞いた演目なので、楽しい答え合わせの感あり。旦那さんはこの時にキョロキョロしてるんだ、とか、噺の冒頭で声を出すところ、まるでオペラかミュージカルみたい、とか。
お囃子さんのいない会なので、後半の質屋蔵は少し意外。笛や三味線はなかったけど、鳴り物はきっちり入って、お客さん、狙い通りにびっくり。考えてみたら、この秋、これが初めての質屋蔵。まめだも一度も聞いてない。もうすぐ冬になるのに。


帰路、電車のホームで、優々さんをお見かけする。チキンなので、もちろん声はかけない。
繁昌亭に電話したら音声ガイダンスで今日の夜席、当日券はなしとのこと。大人しく帰ったのだが、帰宅後、その夜席「さん喬 松喬二人会」で、さん喬さんが「雪の瀬川」をかけられたことを知る。うおおぉぉぉ……