読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

違法にアップされたソースからのダウンロードに刑事罰が付与される件で議員さんにメールしたので、各人突っ込むがいいさ

違法にアップされたソースからのダウンロードに刑事罰が付与される件で議員さんにメールしたので、各人突っ込むがいいさ。
こんなことするの久しぶりだからね。なんかもう、疲れたですよ。目が。

今回の国会で改正されるという著作権法に感心があり、先生には慎重な対応をお願いいたしたく、メール差し上げる次第です。

今回の著作権法改正で、修正案として「違法にアップロードされた著作物からのダウンロードに刑事罰を付与する」というものがありますが、私はこれに反対の意見を持っております。
その理由の一つとしては「海外の音楽市場の減少傾向(海外では同様の法改正がすでになされているところもあります)をみるに、そんなことをしても売上が上がるとは思えず、やるだけ無駄」というものがありますが、これに関しては「音楽業界が熱烈に希望しロビー活動もしていた。その通りの改正がなされた結果音楽の売り上げ減少に歯止めがかからないのなら自業自得ではないか」という感情も抱いていおりますし、お隣韓国のように法による規制を強めながらも音楽の売上を伸ばしている国も少数ながら存在しますので、さほど重視はしておりません。
もう一つの理由としては、こちらの方がより深刻だと思うのですが、「これまで著作権法違反が「別件逮捕」に使われてきたのではないか」という疑念がぬぐえないからです。
私は法学の専門家ではありませんので、比較的知られた例を挙げる事しかできませんが……

http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2008/01/post-1c41.html

このブログで取り上げられているのは、ウイルスの作成者に対して、著作権法違反で立件がなされた例です。当時はウイルス作成自体を罪に問うことが難しかったため、著作権法違反で逮捕した、そう捉えることが出来る事例です。

http://blog.livedoor.jp/takabrk/archives/52960554.html

こちらについては、誹謗中傷を繰り返すブログに対して、著作権法違反が適用された例です。

いずれにおいても、何らかの罪に問われるべき事例なんだからいいじゃないかという意見もあると思います。

しかし、それに著作権法が使われてしまっているというのは、反対をせざるを得ません。
釈迦に説法ではありますが、著作権法の第一条にこうあります。

第一条
この法律は、著作者並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。


上に挙げた二つの例は、「文化の発展」を阻害したから著作権法で裁かれたのでしょうか? 私にはそうは思えません。

http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010080401000682.html

実際、1番目に挙げた人はまたウイルスを作成し、また逮捕されているのですが、その際の容疑は「器物損壊」でした。それならば、最初にウイルスを作成した時も問題とされるべきは「他者に損害を与えた」ことなのではないか、そう思えてなりません。


このように、「今まで恣意的な運用がなされている面はなかったか」と追及されてもおかしくない。そんな「著作権法」に新たな刑事罰が加わる、そのような修正案は、本来であるなら、専門家たちによる精査を受け、消費者、プロバイダ等の関係者から広く意見を聞き、様々な検討を加えた上でなされるべきだと考えます。
今回の「修正案」は、先に挙げたいずれのプロセスをも経ておりません。到底納得できるものではありません。しかし、衆議院は通過してしまいました。
衆議院の暴走を止める役割を持つ一面があるからこそ、参議院は「良識の府」とも評されるのだと思っております。是非とも慎重な審議をお願いいたします。