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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

6月22日と23日に落語聞きに行った記録

最近、ブログに書くことはなかったのだけれど相変わらず落語を聞きに出かけているので、久しぶりに書いてみよう。とはいっても、出来るだけ力を入れずに、さらりと。

22日。2時頃起床し、余裕かましてたら電車に乗りおくれ、ギリギリで繁昌亭夜席へ。地下鉄南森町駅のホームから走り、はあはあ言いながら席に着いた30秒後くらいに「石段」が鳴り出す。いいタイミング。ただ、最前列の端の方なので見上げる形の首が痛い。
最近毎月開催されている桂春蝶さんの研鑽会「バタフライエフェクト」。気になる噺家さんの一人なんだが、めぐり合わせという奴で来るのは今回が初めて。

紋四郎…子ほめ
春蝶…ご先祖様
中入
トーク(春蝶さんによるゲストの鶴志師紹介、という体の漫談)
鶴志…平の陰
春蝶…権助提灯

今調べてみたら、約1年前に同じく繁昌亭であった「花緑・春蝶二人会」の時も「ご先祖様」と「権助提灯」だった(ただ、「ご先祖様」はその時とはサゲが違った。というか、こちらの方が本来のオチか。1年前は横山たかし師匠からもらったギャグであるところの「生き〜や」を使ったサゲ)。既視感あるはずだ。また、先日春蝶さんのアプリも購入したんだが、そっちの方にも収録されてたりして。話の出来に不満はないのだけれど、その既視感にどうにも邪魔されてしまったが、これは私個人の事情。中入後の一人喋りが期待していたものよりもずっと漫談的で楽しかった。ラジオやられているのも関係あるのだろうな。
紋四郎さんはしっかり丁寧にやられている感じが伝わってきて好印象だった。鶴志さん、CDで何度も聞いたおなじみの松鶴師匠の思い出のマクラ。色々と遊びを入れた楽しい平の陰。巨体で強面でダミ声だけどかわいい。
ベテランの方の軽い噺というのは本当に楽しい。米二さんの「寄合酒」、雀松さんの「片棒」、文華さんの「世帯念仏」。エトセトラエトセトラ。


天王寺に移動し、飯を食った後ネットカフェへ。下手に家に帰るよりもゆっくりできるし往復の交通費よりも安くつくので、最近は大阪に泊まることが多いんだけど、この日は少し寝違え気味に。起きたら首筋がガチガチ。おまけに少し喉が痛い。


23日。遅めの朝飯をスターバックスでとってから伊丹へ移動し、桂よね吉落語会へ。
酒蔵をイメージして統一された町並みがとてもきれい。
古い酒蔵を改装した会場。開演前に主催の方から挨拶。チケットの半券持って行くと商店街の店で色々お得になるとか。おお、町ぐるみだ。こういうの好き。

二乗…癪の合薬
よね吉…皿屋敷
中入
よね吉…蛸芝居

受付さん。着物を着た美人。長身。お付き合いしてください。
二乗さん、以前聞いた時とは少し噺が変わっていたような。マクラもおなじみのマクラ、なのだけれど、おなじみのマクラの細部が少し違っていたり。これ、師匠の米二さんもよくやらはるよね。おなじみのマクラだと思って聞いていたら、その後日談が加わっていたり、とか。
よね吉さん、客席の空気を探りながらやられているようで、思いのほか長いマクラに。マクラが面白い方だという印象は持っているのだけれど、すこし長めに感じられて、少々じれてしまった。
仕方のない事なのだけれど、前の方の頭が邪魔。頭をかいくぐってみていたのだけれど、寝違え気味の首には重労働で、中入の時に席を放棄して後ろの壁に寄りかかり立ち見へ移行。この方が楽。あまり奥行きは広くない会場だから演者との近さも感覚的には変わらないし。
蛸芝居は、亡き吉朝師匠の思い出も交えつつ、得意の芝居噺でさすがに楽しい。シュッとした顔立ちされている分、「蛸」の時の表情とのギャップが楽しかったり。


興が乗ったので、落語会をハシゴ。鶴橋の「雀のおやど」へ。雀三郎さんの「第108回雀三郎つるっぱし亭」へ。まだ鶴橋で「落ち着いて開場までの時間をつぶせる場所」を発見することが出来ておらず、開場時間までに一苦労。

眞…寿限無
雀三郎…いらちの愛宕詣り
あやめ…歌劇場風景
雀三郎…船弁慶

決して広くはないこの会場で、雀三郎さんは平気で「地獄八景」かけたりする。恐ろしい人……
眞さん、「男性と間違われる」マクラ。私から見ると「化粧っ気のない若い女の子」に見えるので、どうも素直に笑えなかったりするのだけれど、これ、女性から見たらまた違うのかもしれないなぁ。
確か九雀さんから習ったはずの「寿限無」は前回同様、名前をノートに書き「一回(はあと)」で一番笑った。都さんの一門って、何気に好き。
あやめさんは宝塚ネタの「歌劇場風景」。ガイドものというか、そんなネタ。ガイド的なネタが下手をするととんでもなくつまらないものになりうるというのは、「天王寺詣り」や「三十石」を聴けば分かることで(でも、面白い人がやると本当に面白いのだけれど)。でも、きっちり笑わせてもらった。
雀三郎さんは相変わらず。テンポよくポンポンポンポン進むのでなかなか大笑いする隙がないのだけれど、その分「楽しい」が持続して、気が付くと満面の笑みで聞いている、といういつも通りの高座。
そういえば雀三郎さんで「淀五郎」とか「夢の皮財布」とか聞いたことない。いわゆる「笑い」のイメージがあまりない噺というか。今度「帯久」かけられるのだよね。聞きに行けるかしら。


帰りは、とにかくゆっくり座りたかったので、新快速に載らず鈍行に乗った。乗っている間の8割は睡眠。