万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

7月14日に落語を聞きに行った記録/桂米二独演会

新快速で京都へ。アバンティには何度か行ったことがあるが、9階の龍谷大学アバンティ響都ホールには行ったことがない。
エレベーターで6階の本屋まで昇り、少し売り場を見て「戦国妖狐」9巻を購入し、それからエレベーターで9階へ。
全席指定で「13列ー○」ってな番号だったので後ろか中ほどの方だとばかり思っていたら、このホールは前からではなく後ろから列の番号が振ってある。前から2列目、ほぼ演者の正面というすごく見やすい席へ。
この券、メールで米二さんに予約申し込みをしたところ宇治での落語会で直接売っていただくことが出来たものである。そしたらこんないい席だとは。ありがたい話だ。


桂米二独演会
ひろば…大安売り
米二…阿弥陀池
米二…栴檀の森
中入
春野恵子…両国夫婦花火
米二…寄合酒


開演前に米二さん自らマイクを取った案内あり。内容、いたってシンプル。
「米二です。本物です。お願いがあります。『携帯電話』。おわかりですね。それでは…」
携帯電話が鳴ることはなかった。よかったよかった。
「阿弥陀池」「寄合酒」も過去に聞いて笑い転げた事のある、私にとっては米二さんの鉄板ネタというイメージのある演目。
正統派と言われることの多い米二さんの高座だが、「阿弥陀池」など新聞紙のくだりといい、心臓のくだりといい、工夫がいっぱいである。昨日みたたまさんやその師匠の福笑さんなどを思い浮かべ、正統派と個性派は見る側の光の当て方の違いに過ぎないのではないかという気もしてくる。
「栴檀の森」、米二さんに稽古をつけてもらったという佐ん吉さんの同演目は聞いたことがあった。あの時も想像していたより笑いが多い噺なんだなと思ったものだが、終盤でリアルに噴き出してしまうとは思わなかった。前の席の方に唾が飛んだりしてないといいのだが。
中入後は春野恵子さん。掛け声がかかる。浪曲、あまり詳しくないので楽しめてよい。
「寄合酒」、去年に続き感動。犬に鯛を与えるシーン、以前見たときは淡々としているところが却っておかしくてたまらなかったのだが、今日はもう少し茶目っ気のある感じ。他にも酒を手に入れるくだりや、カンテキで火を起こそうとするくだり、味噌を擦ろうとするくだりなど、登場人物それぞれの失敗がそれぞれ面白かった。こういうのを立体的というのだろうか。やはり私は群像劇に弱い。

終演後、8月の繁昌亭での会のチケットも購入。今度はいい席を自分で選んだ。


いい気分なので、少し京都駅周辺をぶらぶらして、飯を食べて帰宅。帰りの電車内で神林長平「ぼくらは都市を愛していた」を読み始める。まだ序盤だが、これがどう変化していくのか。