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万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

ライブ繁昌亭のススメ

大阪は天満天神繁昌亭、上方落語協会所有の定席だが、ここの昼席の様子を毎日配信する「ライブ繁昌亭」という有料の配信サービスがある。定額で月に1000円。

http://eonet.jp/hanjotei/

オススメである。

どういった理由でオススメであるか?
まずオススメではない点を挙げていく。

・月額1000円は同様のサービスに比べて高い。バンダイチャンネルは月額1050円でアニメ見放題。対してライブ繁昌亭は毎日配信される内容が変わっていく。つまりタイムリミットは24時間。また、フジテレビの見参画でやってる「特選寄席はなしびと」は毎週一席配信のポッドキャストで、料金無料である。


・IEしか対応してない。だもんで私は普段はchromeのIE Tabで見ているが、結構不安定。

・全ての演者、演目が配信されるわけではない。契約の関係だったり、演者さんの考えだったりするみたい。

・なにせ寄席なもんで、40分を超えるようなネタはかかりにくい。



さてオススメの理由はただ一つである

・貴重な、上方落語の配信サービスである。



上方落語は東京に比べて、音源のソフト化に恵まれていない。
そりゃあもう、ものすごく恵まれていない。
半端なく恵まれていない。
音源が充実しているのは四天王と物故者ばかりだ。あとはテレビでも活躍している数人の師匠方のみ。タレントとして名前を売っていない現役では、松喬さんと当代の文我さんくらいだ、音源が充実してるのって。
上方落語は、もっとずっとずっと層が厚い。
今年、大名跡である桂文之助を襲名する桂雀松さん、CDもDVDも出ていない。
福笑さんといえば、六代文枝さんとともに上方の創作落語の中心にいる人物だが、CD・DVDを1枚出しているだけである。
月亭文都を襲名する八天さん。私の知る限りでは有料ダウンロードサービス「落語の蔵」で「おごろもち盗人」が販売されているだけである。
つーかね、繁昌亭でトリや中トリをとる実力派って、音源が乏しかったり入手困難だったりする方だらけなのよ。
枝雀吉朝、先代小染、先代春蝶、松葉といった得難い才能を失いながらも、それでも半端ない層の厚さを誇っているのよ、上方落語って。
それを遠隔地にいながらにして体感できる、ほぼ唯一の手段が「ライブ繁昌亭」なんだよ。
だから、超オススメ。