ご存知の方も多いでしょうが、音楽配信メモさんによると、クラフトワークのリマスター盤が、もれなくCCCD化とのこと。わー、もったいねー。
というか、クラフトワークに興味を持つようなリスナーは、CCCDに手を出さない人も多いと思うんだがなあ、意図がよくわからん。まあ、市場に流通するものは全部CCCD化してしまえっていう、安易な発想なんじゃねーかなと愚考いたしますが。
こんな調子でどんどん意味の無いCCCD化が進んでいったら、嫌だなあ。
なんかの間違いでSTEELY DANがCCCD化されたら、笑いますな。当のFagenとBeckerの耳に届いたら激怒しそうだけど(笑)。STEELY DANの到達点のひとつである壮大な組曲“Aja”。あの曲の研ぎ澄まされた音が微妙にざらついた音で再発されたら、小規模な暴動が起こるぞ(笑)。
個人的には、A TRIBE CALLED QUESTやGANG STARRの過去の作品がCCCD化されたら、卒倒しますな。サンプラーを演奏すると形容されるATCQの音がいじられたり、ざらつき加減が絶妙なDJ PREMIERの音がいじられたりした日にゃあねえ?
傷やら反りやら錆やらでお気に入りのアルバムが劣化してしまったら、買いなおそうにもCCCDしか残っていない、そんな世の中にだけは住みたくないもんだ。