久しぶりにFondle'emのショウケースであるアルバム“World of Fondle'em”を聴き返してみた。
さすがにいい曲が揃っているのだけれど、The JuggaKnotsの“Clear Blue Sky”は、何度聴いてもうなってしまう。すごいよな、ほんと。
タイトルを見て、ああ、爽やかな曲なんだ、なんて思っていたら、哀しげなトラックに乗せて、黒人の恋人を持つ息子とその父親の会話というシチュエーションで人種差別問題を抉った、これ以上ないというくらい重い曲なあたりがもうなんとも、憎いね大将。
ラストを〆るヴァース
「それがあんたが澄んだ『青い』目を通して見る澄んだ『青い』空か、そうなればいいと思う完璧な姿なのかい。
あんたのレベルまで降りていく代わりに俺は出て行くよ」
「荷物をまとめろ、ニガー・ラヴァー。良い旅(good riddens)をな」
ってところは、本当にすごいよなあ。