ここのブログのおっさんには「ジュブナイル」はHIPHOP SOULに聞こえるのですが、あなたはいかがでしょうか。
ジャンルにかかわらず、ある作品を流れの中に位置付けて語るとなると、語る人物がどのような作品や文化に親しんできたかってのに大変強く影響されることだろう。
私はあまり詳しくないが、今じゃテクノの大御所のクラフトワークだって、かつてはドイツ発のプログレとして語られていたというじゃないか。あと、HIPHOPカルチャーをパンクとの対比で語るとかね。
つーわけで、この「ジュブナイル」はヒップホップ・ソウルだと言いたいわけですよ。個人的には、メアリー・J・ブライジの名曲“Real Love”の直系であるといいたい。いよっ! 憎いね! このチャッキー・トンプソン!
で、動画内でSEAMOみたいというコメントがあったりした。SEAMO以外にも歌うようにラップする人たちは多かったり。日本人では有名どころでは、そうさな、リップスライムのPESなんかも含めていいんじゃないっすかね。個人的にはLIBROを是非聞いてみてほしいですが。「三昧」とか、本当、すっごいいい曲ですよ。
あと、ベタだけれど、アレステッド・ディベロップメントのフロントマンであるスピーチとかね。
で、90年代にHIPHOPの洗礼を受けて、最近のシーンを追うには気力と体力が少なくなってしまったおっさんにとっては、この曲は音的にはヒップホップ・ソウルの流れを汲み、それをボーカロイドで表現するにあたって歌うようにラップするスタイルを導入している、という風に位置づけたくなるわけだ。
多くの人が評価する曲であるからこの他にも色んな人が色んな位置づけや捉え方をしているはずで、音楽に限らず、そんなワイワイガヤガヤ、くねくねくねくねキャッキャウフフが面白い。他の人の言及が読んでみたいねぇ。