万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

1月19日に落語を聞きに行った記録

18日は家から出なかったので、落語会を梯子するつもりだったのだが、妙な時間に寝たせいで夜半過ぎに起床して眠れず。で、テンション高くなって朝から出かけたのだが、電車内で既に睡魔が。
だもんで、今日も落語会でうとうとしてしまった。客席で巻き起こった爆笑で目を覚ます、といった具合。


繁昌亭朝席
天満の銀座 23丁目

銀瓶…子ほめ
ひろば…上燗屋
銀瓶…不動坊


一番睡魔の被害を被ってしまった落語会。つまらないわけではなかったのだが、で、子ほめはとても面白かったのだが、その後の2席で撃沈。
不動坊、目が覚めてからは終始楽しかったので、実にもったいない。


繁昌亭を出て、昼飯を食い、徒歩で太融寺へ。


太融寺本坊
千朝落語を聴く会

あおば…宿屋町
千朝…小倉船
三喬…鷺とり
千朝…景清


この会では一度も眠ることはなかった。
あおばさん。二枚目であるので私の敵であるのだが、あふれる天然臭がそれを帳消しにする。残念なイケメンである。まだ年季明けしていない方なのだけど、「ああ、習っている通りにやってるんだろうなー」という、キャリアの割にいわば棒読み感が少ないというか、わざとらしさがないので好感を持っている。
千朝さん、楽しい。小倉船もトリをやられるようなネタ。大盤振る舞い。軽やか。楽しんでやられているのかはわからないけれど、「楽しそうだなー」と思えてくる。
三喬さん、右喬さんの爆笑エピソードから、鷺とりの半ばまで。というか、途中でサゲをつけて切り上げるショートバージョン。確か、以前の上方落語の会で三喬さんと千朝さんが出た時に、三喬さんが(今日のものとは違うけど)やはり同じような鷺とりショートバージョンを高座にかけられていたはずで。千朝さんのリクエストだったら面白いなとか妄想。
トリの「景清」こちらも泣かせるというよりは軽妙な味わい。また、「雷が鳴ったとたんに甚兵衛さん、主人公を放って逃げちゃうの?」という考えようによっては不自然な点を綺麗に修正。これで1500円は、本当に価格破壊。



また徒歩で繁昌亭へ移動。夜席は立ち見も出る満席。私は補助席だった。
で、またこの会で睡魔に襲われる。最初の二席でウトウト。

繁昌亭夜席
第十七回 月亭八天独演会 THE LAST HATTEN

天使…田楽喰い
八天…壺算
八光…堪忍袋
八天…三十石夢の通路(上)京見物~船出まで
中入
八天…三十石夢の通路(下) 船頭唄~ラストまで


というわけで、最初の二席はウトウト。もったいない。
笑いの多い堪忍袋の後は、お待ちかねの三十石。場合によっては睡眠不足の大敵となる演目だけれど、楽しくかつきっちりと。少しもだれることなくラストまで。
返しの船頭唄は天使さんだったのだけれど、やり取りが終わった後、八天さん、珍しくアドリブ。「下手な唄だったのー…」で場内爆笑。

本格派にきっちりと楽しませてもらった一日。これで朝の会の睡魔さえなければ完璧だったのに。くそう。