「君の名は。」7回観てやっと気がついたことがあるので、書いておこうかと。
ネタバレしますので、まだ見ていない方は注意してください。
「君の名は。」で「おまえら曜日感覚どうなっているんだ問題」というのがあるわけですよ。三葉のいる2013年と瀧のいる2016年では同じ日付でも曜日が違うんだから、その辺どうなってるんだ、という。
確かにこれ、おかしい。明らかにおかしいんですけど、実は曜日がたまたま一致していたら、プロットがそもそも成り立たないことにやっと気がついたんですよ。
ちなみに2016年と2013年では曜日が3つずれているんですけれど。
えー、瀧君と奥寺先輩がデートしているのは、奥寺先輩からのLINEが10時台に届いていることから、学校が休みの日です。理由は後述するけれど、おそらく日曜日。
それに対して、三葉が瀧君に会いに出かけるのは、制服を着て登校しようとしている時に突然言い出して妹の四葉がびっくりしているところから、学校のある平日。曜日がふたつずれていると考えるとおそらく木曜日。
で、翌日の金曜日、大作戦を決行するわけですけれど、それにはあの日、学校に登校する平日であることが非常に重要なんですよね。学校で友人を巻き込むわけだし、設備を利用してもいるし。
だもんで、あのプロットが成立するには、曜日がずれていることが必須条件なんです。
曜日がずれているんだから、そこから時間差に気がつくだろう普通、という疑問点が消えるわけではないのだけれど、実は曜日のずれ自体がプロットに組み込まれてしまっているので、なんというか、したたか。
で、これで終わりかというとそうではなく。実は逆におかしいというか、もしかしたらこれミスじゃないか? やっちゃったんじゃないか? というところなんですけれど。
2013年の10月3日と4日は、実際に木曜と土曜なんですけど、2016年の10月3日と10月4日は月曜日と火曜日なんです。
えーとね、つまり、曜日が逆方向に3つずれているのさ!
もちろん、これは重箱の隅をつついているようなものなんですけれど、つついてみたら自分的に面白い結果になったので、皆様と共有したいと書いてみた次第ですよ(笑)