万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

disを愉しむ

先日、DEV LARGEがK DUB SHINEをdisしたんじゃないかってなことを取り上げました。あのエントリーを書いた後、問題の曲を聞くことが出来たのですが、確かにDEV LARGEの声に聴こえます。まあ、SnoopとSkillzを聴き間違えたことがある私ですので、あてにはなりませんが(笑)。K DUB SHINEには是非強烈なアンサーソングを返していただきたいものです。
私的には「いいぞー! もっとやりあえー!」ってな感じなんですが、ネットで反応を見ていると、どうもdisということ、そのものが浸透していない感じを受けます。
曰く「こんなことするなんてガッカリ」とか「なんでこんなことしたんだ」とか。みんな、ナイーブなのねえ(笑)
そういや、以前キングギドラドラゴンアッシュリップスライムキック・ザ・カン・クルーをdisしたときも、大真面目に怒っていたりするファンの書き込みをよく見かけたなあ、と。
disってのは、リスナーからしてみると実に楽しいものだと思うんですが。



ええと、ちょっと語弊があるかもしれませんが、disってのは、プロレスの抗争みたいなものだと思うんですよ。あいつのことが気に入らないから、リングで決着つけてやる、みたいな。
好きな選手同士が抗争を繰り広げたら、ファンとしては両手を挙げて歓迎すると思うんですが、いや、最近のプロレスファンは違うのかもしれんけど。


HIPHOPを広めたことで今も尊敬を集めているAfrika Bambaataaにしても「暴力じゃなくてHIPHOPで決着をつけろ!」ってなことを盛んに言ってましたし、MCやDJがバトルするってのも、そういった文化を継承しているわけで、いわゆるdisやbeefってのも、その延長線上で成り立ってると思うんですね。
まあ、HIPHOPにおける汚点であるところの2PacとNotorious B.I.G.の射殺や、口より先に手を出しちゃうKeith Murrayみたいな困った人がいたりといい事尽くめではないんですが、disで生まれた名曲というのもたくさんあるわけですよ。
disというのが、多くの名勝負を生み出してきたものであるということを知った上で、今回の騒動も見ていくべきです。いってみれば、公開のケンカなんだから。



問題となった曲ULTIMATE LOVE SONGですが、実に憎い作りをしていますね。名指しでdisするというのが、日本ではほとんど無かっただけに、痛快です。
トラックがおなじみのものであるという点で批判的な人もいるようですが、この曲はこのトラックでやるということにまた意味があるわけで。disから生まれた2つの名曲“Newyork,Newyork”“LA LA”と同一トラックを使うことで、「これは明確なdisである」ってことを、リリックとビートの両面で宣言しているわけですから。
なんかもう、たまりませんね。思わず顔がにやけちまう。
本当、是非アンサーソングを。
ここはひとつ、Cypress Hillと和解したってのに、「いや、でもやっぱりアンサーはださなきゃ」と、わざわざアンサーを返したIce Cubeの心意気に倣っていただいて(笑)。

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