地味
2連続公休の前日に期せずして体調を崩してしまい、予期せぬ三連休となった。二日目には体調もだいぶ回復したのだが、出かけるのもなにか悪い気がしたため、読書三昧である。 柳広司の連作短編集「百万のマルコ」(創元推理文庫)が軽妙洒脱で面白かったので…
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者:福岡 伸一講談社Amazon話題の新書を読了。 実に静かな本である。 本書では細胞膜の振る舞いに関して、詳しいことが書かれている。 なんと地味な! そう、地味である。 まあ、基礎研究だからね。地味でしょう。 し…
沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)作者:野尻 抱介早川書房Amazon[SF][サイエンス][詩情] 「沈黙のフライバイ」 SFの中でもハードサイエンスにこだわって作られたものをハードSFと呼んだりする。 で、科学的に厳密であるが故に、その作品は壮大なビジョンを…
火星縦断 (ハヤカワ文庫SF)作者:ジェフリー・A. ランディス早川書房Amazon読了。面白かった。 火星に着陸した宇宙飛行士たちがトラブルで帰還船を失ってしまうんだな。クルー達は生還できるわずかな可能性に賭け、陸路で火星の北極を目指す……文字通り火星縦…