万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

ラファティ「翼の贈りもの」読んだけど…

ラファティの短編集「翼の贈りもの」を読んだんですけどね……
なるべく、楽しめなかった本の感想は書かないようにしているんですけどね、角が立つし……
でも、これはいかんでしょう。
みなさん。ラファティはこんな辛気臭い作家じゃないんですよ?
度肝を抜くほど突飛で、幻惑させられるほどミステリアスな作品を書く作家なんですよ。
ワン・アンド・オンリーの作家ですから、一度好きになるとできるだけ多くの作品を読みたくなってしまうのではあるのですけれど、この本は一番最後、落穂拾い的な感じで、いいんじゃないかな?
というか、この本で初めてラファティを読むという人は少ないんでしょうが、それでも少しは存在するだろうことを考えると、なんかこう、むかっ腹が立ってくるんですよ。本当に。
原文のせいなのかな、作品のセレクトのせいなのかな、翻訳のせいなのかな。
本当に、辛気臭い。