万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

1月4日と5日に落語を聞きに行った記録

今年初めての公休。
4日
思ったよりも疲れがたまっているようだったので出かけるかどうか悩んだのだが、結局繁昌亭へ。
案の定、睡眠。落語家さんには本当に申し訳ない。

繁昌亭夜席 
鶴瓶一門の大吟醸 七本目

笑助…つる
達瓶…手水回し
瓶二…親子酒
由瓶…次の御用日
中入
スーパー大喜利(恭瓶、瓶吾、鉄瓶、べ瓶:司会・純瓶)


睡魔に負けたので、達瓶さんと瓶二さんはほとんど聞けていない。
由瓶さん、かかることが少なくなっているネタを楽しく聞かせてくれて、とても面白かった。次の御用日、もっと聞ける機会が増えればいいのに。
大喜利、純瓶さんの司会がグダグダで、それに回答者がドンドン突っ込む、しまいには客席からも突っ込むという展開(笑)


なんかもう、帰るのがめんどくさくなったので久しぶりにネットカフェに宿泊。で、ぐっすり。やはり疲れているせいか。

5日

思ったよりもたっぷり寝れたので、体調良し。ファミレスで時間を潰して動楽亭へ。開場15分前に行ったら、結構な行列。なんか動楽亭で行列を見るのは久しぶりな気がする。いいぞいいぞ。

動楽亭昼席

そうば…手水廻し
ちょうば…所帯念仏
米團治…淀の鯉
九雀…質屋芝居
中入
喜味家たまご(三味線放談)
米二…けんげしゃ茶屋

ちょうばさんの所帯念仏、かなり現代的にアレンジ。小咄の連続の間に念仏が挟まってるような感覚。昔ながらの日本家屋に住むちょっと昔の家族の話ではなくて、現代の家族の話になっている。まくらは今年の元日にあった出来事の話。熱演する人が多いざこばさんの一門の中では異色の、線が細くて、すっと体を躱していくようなちょうばさん、実は気になっている。
米團治さんの淀の鯉。九雀さんのものとは全然違う。大まかなストーリーや登場人物は一緒だけれど、くすぐりも違うし構成も違う。より原本に近いのは九雀さんの方みたい。
で、九雀さんは質屋芝居。芝居の場面に力が入れば入るほど、その後、質屋の客に場面が戻った時の笑いが大きくなるというか、枝雀さんの「緊張の緩和」というのはこういったことなんだろうな。
たまごさん、父の思い出と三味線とアホダラ経。もっと三味線聞きたい。
そういう意味で、笑えることを言うわけじゃないけれどほんわかしたキャラと三味線と唄だけできっちり楽しめてしまう松浪千寿さんは偉大。
米二さんはCDで何回も聞いたけんげしゃ茶屋。でも、考えてみれば生で聞くのは初めて。去年生で初めて聞けた「寝床」同様、答え合わせしながら楽しんだ。
終わってみれば米團治さん以降、華やかな雰囲気のネタが並んだ感じ。おお、正月正月。