万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

航空宇宙軍史がすごいことになるらしい。

いや、ちょっとはチェックしておかなきゃと思って、「このミステリーがすごい! 2008年版」をパラパラと見てたんですよ。
そしたら、61ページで、谷甲州が航空宇宙軍史の全面改稿に着手すると書いてあった。へー。


なんだとっ!!


マジか? 本当に本当か? すごいことになるんじゃないか!?

航空宇宙軍史 - Google 検索


ご存じない方のために、航空宇宙軍史がどのような作品であるか、簡単に説明しようとすると、うーん。
あれだ、スペースオペラってあるじゃないですか。スペースオペラでは宇宙空間での戦闘がつきものじゃないですか。
宇宙空間での戦闘・戦争というものを、世界一リアルに描いたのが航空宇宙軍史シリーズです。
いい? 
世界一よ?
ブライアン・オールディスの説に乗っかってSF小説の元祖が「フランケンシュタイン」だとして、それ以降に発表された全てのSF作品の中で、一番ということですよ?
これが言いすぎではないから、このシリーズはすごいんだよ。
おまけに、リアルだというだけではなくて、冒険小説の趣もふんだんに盛り込まれていたりするし(だからこそ、山岳小説でも高く評価されているわけですが)。架空戦記でも高く評価されていたりする(でも、「地球上での戦闘を宇宙に持って行っただけ」というのとはもっとも遠いところにある作品なわけで、それがまたすさまじいんですが)。
銀河英雄伝説」は、すごく面白いし、評価されて語り継がれるだけの価値がある素晴らしい作品だと思うけれど、個人的にはあれですよ。ヘビーとジュニアヘビーくらいの違いがある。いや、ジュニアのレスラーの戦いは本当に素晴らしいけどさ、でも、ヘビーのチャンピオンって、別モノでしょ? 三沢や小橋がジュニアに負けるところって想像できないじゃん?
俺的にはこのニュースは、三沢とか小橋がノアのベルトとIWGPを統一させるべく新日に乗り込むくらいの大事件なわけですよ。
というわけで、2008年は王者が捲土重来。さあ、そこのけそこのけ。