ワッハ上方にて。終演後に果物が当たる抽選会あり。干し柿、あたっちゃった。てへ。
桂二葉……東の旅 発端
桂米二……池田の猪買い
桂出丸……禁酒関所
桂米二……まめだ
後に登場した出丸さんのまくらによると、二葉さん、今日で4回目の高座とのこと。てことは私、そのうち3回を見ているのか。
叩きがリズミカルで心地いい東の旅 発端でした。途中一か所飛ばしたところがあり、最後の方で詰まりそうになったところもあったけれど、出てきて座っただけでなんか笑いが起きてしまう、落語の登場人物みたいな頼りない感じはこの先武器になるのかもしれませんね。
出丸さん、まくらでざこば一門における東の旅 発端の位置づけを。米朝一門では最初にならう話だけれど、ざこば一門では「古い話だし、客前で演じる機会も少ない」との考えから教えていないとのこと。でもざこばさんの総領弟子の塩鯛一門では東の旅 発端を習っていて、誰に習っているかというと米二さんとのこと。おお、盟友ですねぇ。
先日も聞いたまめだも良かったのだけれど、池田の猪買いが愉快。山道を登り、谷を見渡せる高台にでた場面では、雪が積もり始めた景色が眼前に広がるようでした。でも感想文にしようとすると褒めようが難しい。米二さんの噺、多かれ少なかれ全部そうですけれど(笑)。元々の噺が持っている魅力を十二分に引き出して楽しませてくれるのだけれど、粗筋書いたら感想になるかって、ならないしなぁ。
落語の感想を書くようになった理由やきっかけはいくつかあるのだけれど、そのうちの一つは米二さんの「口入屋」を聞いて、それがすごく面白かったのに、いざ感想をブログで書こうとしたら何と書いていいかわからない。自分の中でその魅力を表現するだけの語彙やら表現やらがないことに自分で愕然とした、というのがあったりします。だから、その魅力をもっと知りたいと思って、米二さんの出る会には行けるときにはなるべく行くようにしているんですよね。ある意味、目標なのです。