13日。京都へ。ちおん舎 新・染屋町寄席。弥っこ…子ほめ、二乗…ふぐ鍋、染左…寝床、二乗…天神山。
弥っこさん、初めて聞いた。少々口跡に怪しい所もあるが、見た目は細いのにもっちゃり系で、テキストを自分の腹の中にきちんと入れているのがわかり、好感。面白かった。ツッコミの被せが素早いのが印象的。
二乗さんふぐ鍋。ふぐ料理店でアルバイトしていた時に常連で親分さんが良く来ていて、その護衛の若い衆との交流があったという、長いが楽しいマクラ。噺に入ると弾け気味。仕草も大きく、ふぐ鍋を食べそうでなかなか食べないシーンでは高座から前に身を乗り出す熱の入り方。客席から拍手が起こる。米二さんはモノトーンなら、二乗さんはカラー。デッサンは師匠譲りでしっかりしているわけで。でもふぐ鍋についてはなんか吉朝一門っぽかった。
染左さん、寝床。マクラで「二乗さんは丁寧を通り越して卑屈」というところで拍手。「そうだそうだ」ということか(笑)。もちろん、その頼りないところが個性であり魅力でもある。噺本編、普段聞きなれているのはやはり米朝師匠のテキストであるせいか、違う所が多くそれが楽しい。冒頭の丁稚と旦那さんとの攻防戦がおかしく、旦那さんが徐々に機嫌を直していくところもお見事だった。
トリは天神山。2~3度しかかけていないおろしたてのネタだそうで、これから良くなっていくのだろう。丁寧。狐を助けた後の狐に話しかけるシーンが優しい。先日聞いた千早ふるでもそうだったが、「優しさ」というのが二乗さんの噺ではちょこちょこでてくる。
良い会だったのでモスバーガーとラーメン屋で飯食いつつ余韻を楽しみ、帰宅後、艦これ。本日のメンテナンスで摩耶様が改二。かわいい。あとホワイトデー限定ボイス、羽黒のボイスが破壊力がある。