昔から「何になりたい」という夢は特に持っていなかった(持っている方達は幸いである)。「作家になりたい」と言っていた時期もあるが、今にして思うとあれも不労所得への憧れに過ぎない。
昔と比べると、不労所得を得られると思われがちな「一発当てる」商売の内容も変わったように思える。ざっくりいうと、むかしは音楽や小説やコミックといった「コンテンツ」商売だった。今は主戦場はネットにおけるライブ配信だろう。一見コンテンツを扱っているように思えるインフルエンサーでも、ネットにおけるコンスタントな情報発信が不可欠となっているという意味では、ライブ感というのが大事なのだ。
思えば以前「音楽ビジネスは音源からライブ(体験)を売るものへと切り替わっていく」という論がよくあったように思える。それが、音楽だけではなく他のコンテンツにも言えるものになっているのだ。逆にいうと、音楽というものが配信ビジネスの最先端に居続けているから、それらの状況が遅れて他のジャンルにも現れていく、ということか。
そんなことを寝る前の布団の中でつらつら考えていたので、書き残しておく。