万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

G FUNK! Rhythm is Life,Life is Rhythm.

と、いうわけで昨日の夜、スヌープやらドレやらウォーレンGやらネイトドッグやらドッグ・パウンドやら、90年代半ばにG FUNK(※1)と呼ばれたミュージシャンたちの作品を聴き返していたのだけれど。
その多様性にびっくりしてしまった。
いや、流行っていた当時は、むしろ一様な「んー。なんかシンセがぴーひゃらいってるんでしょ?」みたいなイメージがあったのだけれど、聴き返してみると不穏な曲もあれば歌心満載なのもあり、イージーリスニングなものもあればファンキーさに拘ったものもある。
数年前に(確か佐々木士郎氏だったと思うんだが)、90年代初め頃のHIPHOPアーティストたちを指して「ニュースクール(※2)を再評価する時代になったんだなぁ…」みたいな発言を読んだことがあったんだけども、そうか、G FUNKも振り返って評価するようなものになったのかもしれないなぁと、そんなことを思った初夏の夜。

大体、暑すぎて寝れなかったからこんなことになったんだが。


※1 90年代初め〜半ばくらいにかけて、西海岸を中心に大流行したスタイル。ぴーひょろと鳴り響くシンセのループや、生演奏の導入などを特徴とする。当時は、西海岸のギャングスタラッパーは、猫も杓子もG FUNKだった。

※2 アメリカなどでは、昔の作品やミュージシャンを指して「オールドスクール」、最近の作品やミュージシャンを指して「ニュースクール」と言ったりするそうなんだが、日本では、HIPHOP黎明期(70年代後半〜80年代半ばくらい)の作品やミュージシャンを「オールドスクール」、90年代初め頃に現れた新人たちを「ニュースクール」ということがある(ちなみのその間、80年代半ば〜80年代末くらいは「ミドルスクール」)。ここでの「ニュースクール」は90年代初めに現れた革新的なミュージシャンたちを指す。