久しぶりに文章を書く。正確には、久しぶりに140文字以上の文章を書く。
理由は、ただ書きたくなったからである。最近は生活に活気がなさ過ぎて嫌になってきたのだ。仕事に行って帰って、飯食って寝転がってPC眺めたりスマホいじったりするだけである。
ならばアウトプットではなくインプットに力を入れてもよさそうなものだが、私もすっかり年を取った。インプットするにも気力が必要で、それがないのだ。メンタルも低空飛行を続けており、もう何か月も落語を聞きに出かけていない。映画館にも全然いかなくなったし、読書も遅々として進んでいない。音楽は相変わらず聴いているが、聞き込み不足の旧譜や聞き逃していた旧譜がほとんどだ。
だからアウトプットなのだが、気力がないわけだから、当然創作意欲もない。もともと絵心はないし音楽も作る方はからっきしだ。そもそも音符も読めない。小説や動画を作るような情熱もない。
だから雑文を書こうとしているのだが、雑文といっても色々あるものだ。気になる何かを紹介する、何かの感想を書く、何らかの意見や主義主張を表明する、批評めいたことを書く、日々あったことを記録する。
どれもめんどくさい。なので、ただ適当に文字を連ねることとする。
従って、この文章はただ書くことそれ自体が目標であり、内容にはなんの方向性もない。首尾一貫していなくていいし、理屈に合わなくてもいい。「今朝は風が強くて、自転車で職場まで行くのに2年もかかってしまった」と書いても「先日おめでたいことがあった。孫が待望の祖母を出産したのだ」と書いても構わない。後者は、なんかタイムパラドックスを扱ったSFでありえそうだが、そんなのどうでもいい。そもそも、子も孫も女房もいたことがない。
結婚を考えたことはないわけではないのだが、諸般の事情、主に貧乏により実現しなかった。まあ、それはいい。
ああ、まだこれしか書いていないのに、既に嫌気がさしつつある。次に気が向くのは何年後のことになるだろうか。