万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

コミック

昭和元禄落語心中、第5話に登場する演目は上方ではどんな具合か、あくまで私の知る範囲で あと芝居噺とか

「昭和元禄落語心中」第5話、見ました。 三角関係、進行中ですねぇ。菊さんとみよ吉さんのキスシーンも出てきて。しかしあれだな、めんどくせえ男だな、菊さんってのは(笑)。 やはり今回最大の見ものは鹿芝居のシーン。見事に化けた菊さんの艶姿も見もので…

昭和元禄落語心中、第4話に登場する演目は上方ではどんな具合か、あくまで私の知る範囲で

「昭和元禄落語心中」第4話、見ました。いやー、みよ吉さん、色っぽかったっすなー。芸事じゃなくて色気ばかりかと思いきや、小唄の稽古のシーンではしっかり聞かせてハッとさせる。他のシーンでは猫的な魅力をふりまいているだけに、小唄のシーンが明瞭に際…

昭和元禄落語心中、第3話に登場する演目は上方ではどんな具合か、あくまで私の知る範囲で

「昭和元禄落語心中」第3話見ました。今回は戦中編。1話、2話と比べて落語のシーンは少なめ。これは実際に落語を演じる場や機会が少なくなっている作中と対応させているのでしょう。不承不承足を踏み入れた落語の世界に菊比古さんがどっぷりはまっていく、派…

昭和元禄落語心中、第2話に登場する演目は上方ではどんな具合か、あくまで私の知る範囲で

昭和元禄落語心中第2話、見ましたですよ。初回がスペシャルで長かったせいもあるのでしょうが、なんかあっという間というか、「えっ!? もう終わり!?」みたいな。 やっぱり若き日の八雲師匠たる菊比古さんの初高座のダダ滑りっぷりが見どころでしょうか…

須藤真澄「グッデイ」/史上最強の「ファンタジー」

誰しも生きていくにはファンタジーが必要だ。現実だけでは生きていけない。 ほんのひとかけらのファンタジーを支えに、私たちは今日も生きている。 「グッデイ」は長年、良質のファンタジーやエッセイマンガを描き続けてきた須藤真澄の最新刊だ。 帯に粗筋が…

須藤真澄「金魚草の池」/それは決して鎮魂などではなく

須藤真澄「金魚草の池」を少し前に読んだ。つーかね、過去作の再録短編集だと思い込んでて、ノーチェックだったのよ。 須藤真澄つったら、コミカルで美しいファンタジーの書き手であり、仏教の影響色濃い死生観が作品に反映され、でも基本的にポジティブ。物…

「機械仕掛けの愛」はオールタイムベスト級の傑作SFだ

業田良家「機械仕掛けの愛」1巻を読了した。 なんなのこれ、もう。泣けるじゃない。 また、その「泣ける」シーンが実にSF的だというところが、SFファンとしては非常に嬉しいじゃない。 「機械仕掛けの愛」は、ロボットが家庭にも普及した未来を舞台にし…

2009年に読んだ4コマ漫画十選

普通に2009年に読んで面白かった本のことでも書こうかなと思って、読了した本をリストアップしていたんだけれど、なんかSFと4コマばっかりになってしまったので、いっそのこと4コマだけを10作品挙げてみることにしました。 あ、「ラディカルホスピ…

川島よしお「おちけん」/ここ数年で最高の4コマ

おちけん (アクションコミックス)作者:川島 よしお双葉社Amazon大学の落語研究会に所属する3人娘を主人公にした4コマ「おちけん」が本当に素晴らしい。 私の読書量なんて知れたものだけれど、今まで見聞きしてきた落語を扱った小説やドラマの中でも、「落…

ひょっとして「夏のあらし!」はすごいかもしれない

夏のあらし! 1 (ガンガンWINGコミックス)作者:小林 尽スクウェア・エニックスAmazon夏のあらし! 2 (ガンガンWINGコミックス)作者:小林 尽スクウェア・エニックスAmazonあ、2巻出たんだと思って、軽い気持ちで購入して、軽い気持ちで読んでみた。 1巻を読んだ…

ゆきのはなふる

ゆきのはなふる作者:わかつき めぐみ白泉社Amazonわかつきめぐみの待望の新刊。 山の主たちの人間模様(?)を描いた連作。なんと最初の作品が書かれたのは平成2年。16年かけて完結したことになる。 つーか、最初の何篇か、学生時代に読んだ覚えがあるわ…