万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

毛の生態について

一念発起して、部屋を少し掃除したわけですよ。何ヶ月ぶりになるんだろう。考えたくもないけれども。
寝床の周りに壁のごとく聳え立っているCDと本を整理し、私の移動可能なスペースを3倍(当社比)に拡張し、ホウキで掃いて、雑巾をかけたわけです。
で、感想といたしましては

我が家の床には、なぜこんなにも多くの毛が落ちているのだろう?

いや、みなさん、不思議じゃありませんか?
私は至って普通の日常生活を送っており、特に毛が抜けるような作業もしてないのに。部屋の構造上他人を部屋に入れることが出来ないので(だって、俺一人分しかスペースがねーんだもん)、これは私の毛だということになるんですが。ああ、すばらしい論理的帰結。

まてまて、ホントに私からこんなにも多量の毛が抜けたのか? 毛の質量だけで俺が出来るんじゃないか。いや、さすがにそこまで多くはないけれども。ああ、大嘘ついたわけだけれども。でもなあ。

これはきっとアレじゃないか。これは俺の毛じゃないんじゃないか。
でも、他人の毛でもありえない。
ということは、これは一見毛の様だけれども、実は毛ではない、別の「何か」ではないだろうか?
これはいったいなんだ?

えーと、落ち着いて考えよう。外部からこれだけ大量の「何か」が入り込んだか、それとも外部から少量の「何か」が入り込み、それから部屋の中で増殖したか、どちらかだな。
外部から入ってきたところは見たことないし、外で「これ」を見たこともない。部屋の内部で増殖したと考えた方がいいのかもしれない。てことはこいつは生物だな。うん。
「これ」の卵らしきものは見たことがない。でも、腹に子どもを宿した「これ」も見たことがないから、分裂して増えるんだろうな
つまり、こいつには性はひとつしかないに違いない。単為生殖って奴だ。
うむ。素晴らしきかな論理的帰結。

まてまて、でもこれは私の毛にそっくりに見える。

あれか? もしかして、私がいままで「これは俺の毛だ! マイヘアーだ! あぁんっ」とか思ってた奴って、実は毛じゃなくて、この得体の知れない生物だったんじゃないか?
てことは、イソギンチャクとクマノミみたいに、私と「これ」は共生関係にある、もしくは片方が片方に寄生しているんだな。
しかし、私は、言っちゃあなんだが、最近生きる上であまり苦労とか努力とかしていない。私は毛に対して、何らかの貢献をしているとは考えにくい。
てことはあれだ、私は、この「毛の様に見える得体の知れない生物」に寄生して生きているに違いない
なんてこった、ありがたいこった。南無南無。
これからは坊主頭にするのは控えることにしよう。