本屋でなんか気になってしまって購入。
字も大きく、薄く、絵も多く、文章も平易な、いかにも「子ども向け」という感じの本。
何年かに一度必ずニュースで「アメリカでセミが大発生」ってなニュースをやるけれども、そのセミについての本。うん。
ただ、この本、実は素数ゼミの不思議な暮らしを解説するというだけではなくて、「なぜこのような風変わりなセミが進化してきたのか」という進化論のパートが真骨頂。
わかりやすい言葉で明快に書かれた進化論の好著。こんなにも興味深い内容が、こんなに平易な言葉で語られる。偉業ですよ、偉業。
いや、素晴らしいという言葉しか浮かんでこない。これは思わぬ拾い物。
いままで進化に関する本をちょこちょこ読んできたけれども、トップ5には入ってくるよ。