万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

8月24日 玉造・猫間川寄席

玉造・猫間川寄席に行ってきました。
小さめの会場はほぼ満員。

桂福丸…月並丁稚
笑福亭伯枝…故郷へ錦
桂文我…髑髏の仇討
中入
桂楽珍…蛇含草
桂文我…須磨の浦風


「蛇含草」「須磨の浦風」は聞いたことがあったのですが*1、それ以外は初めて聞くネタでしたですよ。「月並丁稚」って聞いたことなかったんだよなぁ、俺。さすが初心者。
吉本の話題を振った後に文我さんの漫才観の話になったり、怪異譚「髑髏の仇討」は実に不気味でミステリアスだったり、楽珍さんの25年ぶりに高座にかけるという「蛇含草」が、序盤は少しつっかえ気味かなと思ったんですが、いざ餅を食べ始めるシーンになったら、なんつーか焼きたての餅を二つに割ってそれがにゅーっと伸びていく様子が目に見えるようで予想以上に楽しかったりと楽しかったんですが、やはり衝撃的だったのが「故郷へ錦」。
あんな落語があるんですねー。わたしゃいつの間に快楽天の世界に紛れ込んだのかと(笑)。
心温まるハートフル近親相姦古典落語*2でありました。珍しい物聞くことが出来たなー。

また、文我さんが申し込みのあった震災の被災地及び被災地外の避難所の団体へ無料配布しているという震災復興支援のおやこ寄席CDが他の物販といっしょに置いてありました。開演前の主催者の方の挨拶によると、このCDは1000円以上で買ってくれ、と(非売品につき価格未設定)。このCDの売り上げは全額文我さんが直接被災地にわたるようにし、どのように使われたかも報告するから、とのこと。
で、久々に衝動買いをしてしまいまして。チャリティCDの他に文我さんのCD、まとめ買いしちまったよ……今月は控えてたのに。

*1:「須磨の浦風」は繁昌亭昼席にて笑福亭生喬さんの口演を聞きました。あの時は森乃福郎さんが「太閤の白猿」を聞かせてくれたりして、お得感があったっけ

*2:際どい題材なのですが、コメディタッチであまり生々しくなく、ファンタジックな感じで楽しんでしまいました。あれだ、「とってもひじかた君」みたいな感じだ。←間違えた。「八神くんの家庭の事情」だった。てへぺろ