家でだらだらしているうちに遅い時間になってしまい、開演に10分ほど遅れてしまった。
西宮市 日本盛 酒蔵通り煉瓦館
三三五五四七 ~柳家三三GO!GO!四十七都道府県~
三三…やかん
三三…試し酒
中入
三三…井戸の茶碗
柳家三三さんが、47日連続で47都道府県を回るという、なんというか野心的と言うか大変そうというか疲れそうというか、そんなツアーを実施中であり、その兵庫県での公演。テレビで高座を見たことはあるけれど、生では初めて。
お客さんは150人くらいかな? ほぼ満員。
一席目のマクラの途中で入場。西宮の戎さんの話だった。
勢いのいい「やかん」、個人的にちょっとだれてしまった「試し酒」(ていうか、私、試し酒聞いていると、演者に限らずだれちゃうことが多いみたい)。
で、トリは井戸の茶碗。私、落語の演目では群像劇的な要素があるものがどうも好みである様なんだけど、この井戸の茶碗では、その要素が強く印象に残った。具体的には、清兵衛さんと千代田卜斎が五十両を巡ってやり取りする場面で清兵衛の主張が存外に強いところ。清兵衛が二人の侍の意地の張り合いの間で翻弄されるというのがこの噺のストーリーだけれど、清兵衛も自分の主張を簡単には曲げようとしないというのが表現されているように思えて、ここでぐいっと引き込まれた。
終演後、拍手を沈めて、高座から客席を記念撮影。
そうやって集めた客席の写真を眺めて三三さんがニヤニヤすることもあるかもしれないと思うと、なんかニヤニヤしてしまう。
中入時に物販にて先日発売されたDVDを購入。サイン付。三か月連続でリリースされるのだけれど、あと2つも買うことを決めた。